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  • The Way You’d Love Her Mac DeMarco by YUYA SHIMIZU May 25, 2015 1
  • Again Faith Healer by YUYA SHIMIZU May 25, 2015 2
  • Nothing Means Nothing Michael Rault by YUYA SHIMIZU May 25, 2015 3
  • Crawling Back To You Young Guv by YUYA SHIMIZU May 25, 2015 4
  • Dream Lover Destroyer by YUYA SHIMIZU May 25, 2015 5
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    2015年1月に代官山ユニットで行われた初来日公演で、ものすごい高さから客席にダイブしていたマック・デマルコ。上半身裸でメタリカのカヴァーをしていたマック・デマルコ。雑誌の撮影中ずっとダルそうだったマック・デマルコ。しかし彼はただ遊んでいたわけではなかった。あれから半年、早くも8月にリリースされるミニ・アルバム『アナザー・ワン』は、ニューヨークのクイーンズにある彼のアパートで、日本~オーストラリア・ツアーから帰国後の、短い休暇を利用してレコーディングされたもの。オープニング・トラックを聴く限りでは、回転数の狂ったテープに録音したようなマック節は相変わらずだが、先立って公開されたメイキング映像にはローランドのアナログ・シンセを弾く姿も映っており、もしかしたらアルバムの他の曲には、日本のディスクユニオンで買っていった坂本龍一や、ティン・パン・アレーのレコードからの影響も出ているのかもしれない。乞うご期待!

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    そんなマック・デマルコ(とマイケル・J・フォックス)の地元カナダのエドモントンから現れたナポレオン・ダイナマイト風の天然パーマ青年が、マックの友人でもあるレニー・ウィルソンだ。テイラー・スウィフト似のガールフレンドとの失恋を綴ったおセンチなアルバム『シュガーグライダー』で2年前にデビューした彼だが、舌の根も乾かぬうちに、今度は女性シンガー・ソングライターのジェシカ・ジェルバートとのデュオを結成。そのフェイス・ヒーラーの1stアルバムとなる『コズミック・トラブルズ』では、レニーはあくまでも脇役に徹し、可憐なジェシカの歌声を引き立てている。なかでも印象的なのが、初期のステレオラブのようなこちらのジャングリー・ポップ。今度の恋はうまく行きそうだ。

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    そして驚くなかれ、レニー・ウィルソンの従兄弟のマイケル・ラウトも、先日カリフォルニアのカセット・レーベル、〈バーガー・レコーズ〉からアルバムをリリースしたミュージシャンなのだ。そのアルバム『リヴィング・デイライト』に先駆けて昨年リリースされたのがこのシングル(日本盤にはボーナス・トラックとして収録)で、プロデュースを手掛けているのは先頃〈4AD〉への電撃移籍を発表したUSガールズことミーガン・レミーの夫スリム・ツイグと、カナダのハードコア・パンク・バンド、ファックト・アップのギタリストでもあるベン・クック。まさにマック・デマルコ~レニー・ウィルソンに通じるエドモントン・マナーのサイケ・ポップで、この土地の歪んだ磁場を感じずにはいられない。

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    〈バーガー・レコーズ〉といえば、昨年〈バーガー〉からEPをリリースしたヨット・クラブなる謎のシンセ・ポップ・デュオが、ファックト・アップのベン・クックの別プロジェクトだったと知った時は驚いた。他にもビターズやルームメイツなど様々なバンドを掛け持ちする彼が、ヤング・ガヴァナー改めヤング・ガヴ名義で〈スランバーランド〉からリリースした新作がこちら。もはやパンクどころか、最近カナダに引っ越してきたノーマン・ブレイク率いるティーンエイジ・ファンクラブのようなパワー・ポップまで披露しているが、実はこのベン・クック、ゴーストライターとしてテイラー・スウィフトやケリー・クラークソン、サム41に楽曲提供していた過去があるらしい。ゴーストだけにノン・クレジットなので真偽のほどは不明なのだが、どうやら彼、ノー・ウォーニングというパンク・バンドのメンバーだった10年前に、サム41の前座として来日経験があるそうだ。これは臭う!

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    グラミー・ノミネート経験もある女性シンガー・ソングライター、ニーコ・ケイスも籍を置くカナダのニュー・ポルノグラファーズ。野坂昭如の小説『エロ事師たち』から名前を取ったスーパー・バンドの、主にレコーディングにのみ参加している幽霊部員が、デストロイヤーことダン・ベイハーだ。ロン毛に髭、トレンチコートという特異なスタイルゆえに同姓同名のそっくりさんまで存在するこの男、かねてから「2015年までツアーをしない」と公言していたが、ついに4年ぶりの新作『ポイズン・シーズン』 を携えて帰ってきた。そのアルバムからのリード・トラックとなるこの曲、前作『カプート』のアダルトなソフィスティ・ポップ路線を踏襲しつつも、きらびやかさを増したホーン・セクションが、さながらEストリート・バンドをバックに歌うデヴィッド・ボウイの趣き。“ヤング・アメリカン”ならぬ“カナディアン・オールド”なプラスティック・ソウルに乾杯!

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