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  • GIRL AT THE BUS STOP シャムキャッツ by YOSHIHARU KOBAYASHI March 04, 2015 1
  • Pay No Mind ft. Passion Pit Madeon by YOSHIHARU KOBAYASHI March 04, 2015 2
  • A Teardrop From Below inc. by YOSHIHARU KOBAYASHI March 04, 2015 3
  • Heterocetera Lotic by YOSHIHARU KOBAYASHI March 04, 2015 4
  • To My Brother Swim Deep by YOSHIHARU KOBAYASHI March 04, 2015 5
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    『AFTER HOURS』の世界の「その後」が舞台、という位置づけのミニ・アルバム『TAKE CARE』からのリード・トラック。『たからじま』から『AFTER HOURS』への跳躍にも度肝を抜かれたが、これを聴くと彼らがさらなる高みに上り詰めようとしているのがありありと伝わってくる。『AFTER HOURS』を踏襲し、三人称の物語形式を取っている夏目知幸のリリックは、さり気ない瞬間の描写から複数の人物/立場/ベクトルの感情を炙り出す手法が完全に板についた。そして、よりメロウで、淡く、繊細なタッチとなったサウンドは透明な美しさを湛えながら、夏目の言葉とともに心の機微を丁寧に描き出していく。とても優しい手触りの音だが、その背後には彼らの静かな自信が満ちているのも感じられるだろう。勢いに乗っているバンド特有のオーラをまとい出している彼らからは、今、目が離せない。

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    やっぱりマデオンはやってくれた。と言いたくなるような、会心の新曲。若干17歳の時に、39曲を3分24秒に詰め込んだマッシュアップ動画“ポップ・カルチャー(ライヴ・マッシュアップ)”で話題をかっさらい、レディ・ガガのコラボレーターにまで一気に上り詰めたフランスの若き才能は、いわゆるエレクトロ・ポップ/EDMに分類されるプロデューサーの中では常に異彩を放ってきた。とにかく派手なドロップで盛り上げておけ、という凡百のEDMとは違い、あくまでソングライティング重視。きっちりと耳に残るダンス・ポップを作り続けている、という意味で。そして、パッション・ピット節がかなり効いているこの曲は、言わばマデオン流ポップの最高傑作。パッション・ピットの新曲も霞むくらいのアンセム感――と書いたら褒め過ぎだろうか。現在は20歳になったマデオンが満を持して送り出す1stアルバム、『アドヴェンチャー』は4月1日リリース。

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    インディ/オルタナティヴR&B勃興の勢いに乗って、一躍脚光を浴びたエイジド兄弟。1stリリース後も、FKAツイッグスやカインドネスのアルバムなど重要作に参加してきたが、久々に自分たちのオリジナル・トラックを発表した。音数が少なめで禁欲的、かつ、どこかスピリチュアルなムードは、『ノー・ワールド』で確立した世界観を引き継いだもの。2014年夏にレコーディングした曲ということなので、2ndアルバムへの布石というわけではなさそうだが、彼らの健在ぶりをアピールするには十分な出来だろう。

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    アルカに食指が動いた人であれば、絶対にチェックしておいて損はない逸材。そう、『ヴァルニキュア』でアルカやハクサン・クロークを起用したビョークも、早くも彼にリミックスを依頼したほどだ。ここでは詳細なプロフィールの説明は省くが、手っ取り早く言えば、昨年、『&&&&&』以来の衝撃と呼べるミックステープ『ダムセル・イン・ディストレス』を送り出し、最先端のビートに目ざとい(インターネット上の)ディガーたちから熱視線を浴びている男である。このトラックは、〈トライアングル〉と新たに契約した彼が送り出すEPのタイトル・トラックで、『ダムセル~』の二曲目にも収録されていたもの。マスターズ・アット・ワークの“ザ・ハ・ダンス”を大胆にピッチ・ダウンし、メタリックな音色を散りばめることで、ゾッとするような不気味さと、美しき混沌を生み出している。薄暗い地下室に響き渡るインダストリアル・ゴシック・トラップR&B、とでも言うべき代物(もしそんな言葉があるとすれば)。今後の動向は要注目。

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    うわっ、化けたな。と驚かされること必至。2013年の1st『ホエア・ザ・ヘヴン・ウィ・アー』では、初期プライマル・スクリームやストーン・ローゼズの上辺をかすめ取ったようなキラキラのギター・ポップをやっていた彼らだが、この新曲はモロにセカンド・サマー・オブ・ラヴな世界。マッドチェスターがレイヴ・オンしてしまっている。1stはあまりにも淡白でインパクトに欠けていたので、この思いきった振り切り方は正解ではないだろうか。この曲から新加入した鍵盤奏者のプレイも、より立体的な音像を構築する上で効いている。バーミンガム・シーンの一角として、ピースに続けとばかりにメジャー・デビューしたものの、音楽的にも商業的にも一歩後れを取ってきた彼ら。来たる2ndでの巻き返しに期待。

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