最近は日本国内から面白いアーティストが続々と登場している。というのは、今や多くの人が実感しているはず。バンドにしろ、トラック・メイカーにしろ。少なくとも、ここ10年では類を見ない大活況だと言っていい。
となれば、2000年代後半の日本におけるインディ・ダンス最大の功労者、80KIDZでさえ、うかうかしてはいられない。下手をすれば、この勢いに押し流されてしまう可能性だってゼロとは言い切れない。おそらく今は彼らにとって勝負時。だが、そんなことは当人が誰よりもよくわかっているだろう。まだ音源は聴けていないが、遂にリリースがアナウンスされた2年5ヶ月ぶりのオリジナル・アルバム『FACE』は、前情報だけでもいつになく期待を煽る内容となっている。
まずは『FACE』というタイトル。プレス・リリースに彼らがコメントを寄せている通りだが、これまで写真では常に顔を隠してきた彼らにとっては、重要なテーマを孕んでいる言葉でもある。ここに強い意味合いが込められているのは間違いない。と同時に、「これまでの自分達らしい楽曲に加えて新たな『一面』も表現できた」という自信もタイトルには含まれているという。
そして何より目を引くのは、参加ヴォーカリスト達の豪華さだ。永遠の名曲“ミュージック・サウンズ・ベター・ウィズ・ユー”のベンジャミン・ダイアモンド、インナー・シティやオクターヴ・ワンなどに歌声を提供してきたアン・サンダーソン、ハーヴェのヒット・トラックで歌っていたロニカ、〈キツネ〉のデヴィッド・E・シュガー、日本と韓国とモンゴルの血を引くJhameel、そしてBERSERKER CHILDREN CLUBのKazuki Sato。とりわけ、ベンジャミン・ダイアモンドとアン・サンダーソンは、ただ有名で凄いというだけではなく、「今」にばっちりとハマったセレクトなのではないか。これに期待するなと言う方が難しい。新作は80KIDZにとって、2010年代初の決定打になりそうな予感がひしひしとする。
Ali&がインスタグラムで少しだけ新曲のプレヴューを公開しているので、せっかくだから貼っておこう。2つ目のトラックがアン・サンダーソン参加のものか?
『FACE』からの新曲は、8月22日(金)代官山UNITにて開催の「CLUB PARK –SUMMER SPECIAL-」で初披露される。しかもこのパーティには、フェッズやSeihoもスペシャル・ゲストとして出演。かなり贅沢なラインナップだ。9月24日のアルバム・リリースに先駆け、まずはここでいち早く80KIDZの最新モードと新曲を体感しておきたい。
80KIDZ『FACE』
DDCB-12072 (AWDR/LR2)
2014年9月24日発売
〈CLUB PARK –SUMMER SPECIAL-〉
日程:2014年8月22日(金)
会場:代官山UNIT
開場 / 開演 23:00
チケット:3,000円(前売) 3,500円(当日)
*20歳未満の入場不可。要写真付身分証
出演:
[UNIT]
Special Guest DJ: FEADZ (ED BANGER)
Special Guest LIVE: Seiho (Day Tripper Records | +MUS | Sugar’s Campaign)
LIVE: 80KIDZ
DJ: HABANERO POSSE (JNGLFVR), TAAR
VJ: VJ45 & more
[SALOON]
DJ:
BASHOO
FujitA (JieDa / KIKUNOBU)
GALLIANO (LITTLEBIG)
George (Mop of Head)
MiCKSOUTH (SUPER DEVICE / Raw Definition)
PANDORA77 (MARSHALL)
YAMADA (TOYOYUKI)
Hello, we are 80KIDZ | エレクトロ・ユニット80KIDZのオフィシャルWEBSITE