SIGN OF THE DAY

ジュリアン・カサブランカス interview
「安心と慰めに対するプロテスト、
未来からのビザールなラヴ・レター」
by SOICHIRO TANAKA November 04, 2014
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ジュリアン・カサブランカス interview<br />
「安心と慰めに対するプロテスト、<br />
未来からのビザールなラヴ・レター」

今もっとも聴くべきレコードは何か。と言えば、その筆頭は間違いなくジュリアン・カサブランカス&ザ・ヴォイズの『ティラニー』。今もっとも語りつくすべきレコードは何か。と言えば、それも右に同じ。だが、どうにもそんな空気が漂っている感じがしない。わからなくもない。ジュリアン・カサブランカスという作家はストロークス最初期から常に、世の中のステレオタイプなポップ感から食み出していく独自のレフトフィールドなポップを追求してきた(詳しくは、こちらに譲りたい)。そんな彼がこれまで関わったすべての作品の中でも、この『ティラニー』は飛び抜けてエクストリーム。しかも、この『ティラニー』は、所謂「思わず誰もが語りたくなってしまうアルバム」の対極にある、とても厄介なレコードだ。

音楽的なリファレンスに関しても、各々のパラメータにおける情報量が過剰かつ繁雑すぎて、ひたすら細部を追っていくしかなく、あらかじめ全体を要約することを拒んだような作りになっている。それゆえ、誰もが戸惑いを隠せず、誰もが口にすべき言葉が見当たらず、失語症に陥ってしまい、出来れば見なかったこと/聴かなかったことにしたくなる、そんなレコード。だが、だからこそ、素晴らしい。だからこそ、どこまでも語り尽くされなければならない。

よって、より具体的な話――『ティラニー』がサウンドとして、アイデアとして、どんなレコードなのか、についてはこちらに書きました。しかも、この『ティラニー』自体、かなりアクロバティックな作品なので、こちらもアクロバティックなスタイルで書かざるをえない。ただ、「取りあえず細部に注目しながら、10回聴けよ、話はそれからだ的なレコード」という要約だけはしたくなかった。それに、『ピッチフォーク』みたく4.9点つけときながら、いつの日か、見過ごされたカルト・レコードとして再発見されることもあるかもしれない、みたいなセコいアリバイ作りをされたりすると、さすがにムカつくじゃないですか。なので、ひたすら書き綴ってます。

ビートルズの『ホワイト・アルバム』はとっちらかった駄作という烙印を押され、70~80年代を通して、ずっとそれが常識としてまかり通っていた。クラッシュの『サンディニスタ!』が、どうしようもない失敗作という汚名を払拭するには20年近い歳月を要した。だが、今ではどちらも最高傑作扱いだ。でも、この『ティラニー』を10年後に再評価されるカルト・レコードにさせるわけにはいかないのです。なので、以下のインタヴューなり、件の拙稿を参考にするなりして、この途方もないレコードに、あなたなりの文脈をみつけて下さい。でも、おそらくはさらに混乱すること必至。だって、実際の話、このレコードから、メシアンからの具体的な影響を汲み取るのは至難の業だし、マイルスの“ネイム・ウーム・タルヴェズ”(『ライヴ・イーヴル』収録)のどこをどう聴いたら、こうなるわけ? その他のロック・トラックなら、いざ知らず。という具合に、謎がさらなる謎を呼び、さらにこの『ティラニー』というレコードのつかみ所のなさは肥大していくはず。そうした部分も含めて、聴くことの面白さをどこまでも刺激してくれるレコードなのです。

ただ、ひとつだけ強調しておきたいのは、以下の対話でも明らかなように、このひたすらとっちらかった過剰なレコードは偶然に生まれたものではない、とても意識的なアイデアの結果だということ。その勇気にまずは惜しみない称賛を贈りたいのです。





●もしもし? 調子はどうですか?

ジュリアン・カサブランカス(以下、ジュリアン)「いいよ。君は?」

●グルーヴィです。

ジュリアン「まずは全員自己紹介しろって言われてるんだけど。いい?」

●どうぞ。

ジェイク・ベルコヴィシ(以下、ジェイク)「(録音されたアナウンサー風の声で)ハーイ、僕の名前はジェイク。ベースを弾いてます」

アレックス・カラペティス(以下、アレックス)「俺はドラム」

ジェフ・カイト(以下、ジェフ)「僕はキーボード」

アミール・ヤグマイ(以下、アミール)「俺ギター」

ジェレミー・グリッター(以下、ジェレミー)「僕もギター」

ジュリアン「そんなとこかな」

●じゃあ、最初の質問です。ストロークスの1stアルバムの頃から、常にジュリアンは世間一般からすれば、奇妙(weird)でエクストリームな音楽的アイデアを作品に注ぎ込んできたと言えます。しかも、『ティラニー』はこれまででもっとも遠慮なくそれをやりきったという印象がある。バンド作品でありながら、もっともジュリアンらしい作品という印象もあります。そうしたアングルについて、あなた自身はどう感じますか?

ジュリアン「んー……わかんないな。ほんと、わかんない」

●ただ、最初からアイデアとして、奇妙でエクストリームなアルバムになる、とは思っていた?

ジェレミー「うん」

ジェフ「でも、なんていうか……」

アレックス「俺たちにはノーマルに聞こえるんだけどね」

アミール「こう言うと変かもしれないけど……どうかなあ。俺にはナイスな感じなんだ」

ジュリアン「変なことをやろうとしたってこと? うん、僕はそうだよ」

●アートワークにしろ、古いカセットテープのような音色にしろ、アグレッシヴでダーティなサウンドにしろ、『ティラニー』はブラック・フラッグやミスフィッツのようなハードコア・バンドの影響を色濃く感じさせます。そうした点からすれば、ポップなソングライティングが根底にあるジュリアンのソロ1st『フレイゼズ・フォー・ザ・ヤング』とは正反対だと言えますが、今回そのような方向性を打ち出すに至った経緯を教えてください。

ジュリアン「えっと……僕はあのレコードに後悔があってさ。いや、後悔っていうわけじゃないんだけど。つまり、“変なこと”をやることとか、それをソロでやるのに不安を感じてたところがあったんだ。だから、今回は前のやり方じゃなく、やろうとしたのは、自分でももっとこうだ、って思えるような……。とにかく、このレコードを始める前に僕には選択肢があったんだよね。“すごく変なこと”をやるか、それとももうちょっとまともなことをやるか。で、やるならとことんやりたいことをやって、失敗するほうがいいと思ったんだ。少なくとも、自分では満足して失敗できるから」

●では、PVにおけるVHSのヴィデオテープ的な質感、70~80年代初頭を思わせる〈カルト・レコーズ〉の一連のロゴ、ヴィンテージなエレクトロニクス機材の使用には、誰もが物置の奥にしまい込んでしまい、使い道がないと思っているようなヴィジュアルやサウンドを再定義しようという意図が汲み取れます。これはヴォイズにおける何かしらのアイデアでもあったんでしょうか?

ジェレミー「んー、まずは僕ら、作ってる音楽にインスパイアされて……うまく言えないんだけど、曲ができはじめてくると、自然にヴィジュアルも浮かんできたんだよね。当時、僕はすごく変なアナログの機械をいっぱい作ってる会社で働いてて。クリッター&ギターリ(Critter & Guitari)っていうブルックリンの会社なんだけど。とにかく変なカラー・マシンを作ってるんだ。その機械をシンセサイザーに繋ぐと、シンセサイザーの音が色や波形や記号に変換されるんだよ。僕ら、それをリハーサルの時に面白がって使いだして、周りにあるCDとかにも繋いでみたりして。で、自分たちのライヴでも使ったりもして、ヴィジュアルのアイデアも取り入れながらやっていこうって考えたんだ。で、70年代のオリジナルのヴィジュアルなんかも入ってきた。さっき言ったマシン自体はいま作られたものなんだけど、昔のテクノロジーを使ってて、でも未来のために作られてるんだよね」

●じゃあ、映画『ウォーリアーズ』に出てくるトライブを思わせるメンバーのスタイリングのアイデアがどういうところから出てきたかについても教えて下さい。

The Warriors Trailer

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ジェレミー「それはジュリアンが答えてくれるんじゃない? 僕ら全員にレザーを着せたのはジュリアンだから(笑)。(ジュリアンに)全員、外見がバイカーみたいだって言ったよな? うそ、今のは冗談。まあ、僕とジュリアンの二人で、ビザールなアイデアを思いついたんだけど……まじめな話、ジュリアンにはこのバンドをどういう風に見せるかについて、全体的なアイデアがあったんだ。で、最終的にはバンドの一人ひとりにキャラクターを与えることになった。思うんだけど、僕ら全員、集まると似たヴァイブを持ってるんじゃないかな。で、君が言ったロード・ウォリアー(*バイカー)ってやつだけど、僕自身、あのへんの80年代のNY映画って大好きなんだよね。(ジュリアンに)あれ、見せてくれた映画なんだっけ?」

ジュリアン「『ウォーリアーズ』じゃなくて?」

ジェレミー「じゃなくて、キッズがブームボックス持ってるやつ。なんだっけ、『ブレイキン2(Breakin'2: Electric Boogaloo』だっけ?」

ジュリアン「ああ、あれか」

Breakin' 2: Electric Boogaloo Official Trailer #1

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ジェレミー「ああいう映画の感じ。あと、みんな黒とか赤が好きだから(笑)」

ジェイク「俺たち全員、朝にはお互いに髪にグリースなすりつけ合うんだよ」

●(笑)ヴォイズというバンドを新たに結成したこと、もしくは〈RCA〉との契約が満了したことなど、様々な要因が『ティラニー』には影響を与えていると思います。しかし、アルバムを作る上で最も重要な影響を敢えて挙げるとすれば、それは何になりますか?

ジュリアン「さっき君も言ってたけど、僕がまず最初にやったのは、とにかくいろんなアイデア――もっと変なアイデアを集めることだったんだ。だから、それぞれの曲がそれぞれ違う場所から始まったんだよ。例えば“ヒューマン・サッドネス”はアレックスが作った曲だったし、他にも曲の形になってなくても、リフとか部分的に誰かが作ってきて、そこから始まった曲もある。ジェイクとアレックスが最初に始めた曲も多くて、そこに僕が加わった。でも、僕は元々、全体的により変で、オリジナルなものにしようって方向に傾いてたし、僕ら全員がそっちに持っていったことで、さらにマジックが起きたっていうのかな? うまく言えないけど、このバンドはとことん変なものを作ろうとしてるうちに、マジックが起きたんだよ。そうやって全部が転がりだしたんだ。で、それ以降は僕ら、いろんな違う曲を書こうとしたし、新しいパートを思いついたら、どんどんそこにぶち込んでいった。で、それがうまくいく形を見つけようとしたし、見つけたんだよ」

●結果的に、『ティラニー』はとても情報量が多い作品になっています。トータル時間も60分超とジュリアンがリリースしてきたアルバムで一番長いものになりました。このようなある種の過剰さは、最初から意識していたのでしょうか?

ジェレミー「信じられないかもしれないけど、これでもいくつか曲をカットしたんだよね。もっと曲があったんだけど、全部入れられなくて」

ジュリアン「あとこのレコードには一つ、プロテスト・レコードだって側面もある。みんなが期待してるのは、どの曲も3分間で、聴きやすくてシンプルで、BGMになるような音楽っていうか、聴いたら元気になるような音楽っていうのかな? ま、悲しくなるのかもしれないけど。いずれにせよ、一般的にはそういうレコードが期待されてるわけだよね。ただ僕らは、そういう普通のルートは取りたくなかったんだ。3分間だと僕らのアイデアを全部入れるには足りなくて、それにシンプルな音楽ってやりたくなかったんだよね。とにかく参照点をすべて詰め込みたかったんだ」

ジェレミー「全体的に、それぞれの曲は完成した時が完成、ってことだったんだよ。たとえ、それが30秒でも、6分間になったとても。それに、アレンジメントにもすごく時間をかけた。曲は全部、もうかなり前にできてたんだ。でも、それを映画の『トランスフォーマー』みたいにいろんな形に変えていった。いろんなヴァージョンを作ってね。だから最終的にはあのロボットみたいな曲になったんだ。6分間、7分間あって、絵を描き込んでいくような感じ」

ジェイク「別の言い方をすると、トラックみたいな」

ジェレミー「ああ(笑)。レコード全体のプロセスとしても実験的だったし、“最初にできてきたもの”じゃなくて、“最後にできたもの”がすべて、っていう。だからプロセス自体、普通のやり方、まずデモを作って、それをスタジオでレコーディングする、って感じじゃなかった。僕らはアイデアを持ってスタジオに入って、出る時には6分の曲を持って出てきたんだ。なんか質問の答えになってる? よけい質問増やしたような気がするんだけど(笑)」

●大丈夫です。では、例えば“ホエア・ノー・イーグルス・フライ”ではブロステップのようにハーフ・テンポのリズムに切り替わる箇所がありますが、そこにはブロステップ/EDMに対するちょっとしたアイロニーも含まれているのでしょうか?

ジェレミー「EDMとかダブステップに関しては、それぞれの感じ方ってことになると思うけど。僕個人としては、ああいうのは全然聴かない。まあ、ラジオとかで流れてるのは聴くことあるけど、理解できないんだよね。だから、ちょっと他の奴に訊いたほうがいいんじゃない? ドラムのアレックスとか」

アレックス「俺も今の世の中に暮らしてるから、影響されてないとは言わないけど……全体的には、ノー。アミールはあるかもしれないけど。俺としては影響はないね」

●影響があるかどうかじゃなくて、あの曲のハーフテンポになるところとかに、アイロニー、皮肉が込められてるんじゃないかと思ったんですよね。

アレックス「ああ、皮肉ね! うーん……でも、それもないな。俺たちの音楽が風刺的だって言いたいの? あの曲がどこから始まったのか、覚えてないけど……」

ジュリアン「あれはジェイクが送ってきた曲に僕がリフを足して、それからみんなでプレイしたんだ。で、僕が書いてたコーラスを入れることにした。だから、EDMにはまったく関係ないね」

ジェレミー「あ、でも、君が言ってるのはリズムセクションのことだろ? ブレイクダウンのところ」

●そうです。

アレックス「ハーフ・テンポのところね。いや、僕としては……答えはノー」

●(笑)では、本作において、ジュリアンは「モダンなクラシック音楽や風変わりなジャズ」の影響を公言していますが、それは具体的にはどのあたりのアーティストのことで、どういった点において刺激を受けたのでしょうか?

ジェイク「影響? コンゴトロニクスかな」

ジェフ「まあ、影響で言ったら、ここにいるメンバー全員、それぞれ違うものに影響受けてるんだけどね」

ジュリアン「その通り」

ジェレミー「特に僕らが何か具体的なジャズのレコードを聴いてたわけじゃないんだよ。まあ、いまのポップ・ミュージックは聴いてたけど、それが別に影響したわけでもないし。ただミュージシャンだったら誰でもジャズからちょっとは何かを取り込んでると思う。最初は3コードでやってるかもしれないけど、それがうまくいってても、うまくいかなくても、もうちょっと深く掘り下げたくなるよね? コード進行やストラクチャーにおいて。だから、影響としてはむしろジャズ以前の音楽、もしくは、ジャズ以降の音楽の方が大きいかもしれない。ていうのも、マイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』やオーネット・コールマンを聴いてたわけじゃないから。勿論、僕ら全員、そういう作品は大好きだけど、今回はもうちょっとプリミティヴなスタイルの音楽に影響されてる――っていうのかな? あとは今起きてることで、自分たちが気に入って聴いてる音楽に影響されてた。ある意味、これは未来のために作った音楽だからね。過去の音楽を参照して、『ああいうのやろうぜ』って言って、それを要約するようなレコードじゃなくて。僕が思うのは、今回のレコードのプロセスっていうのは……『なあ、これ聴いた?』とか言って、レコードを持ってくるような奴は一人もいなくて、全員、ある意味それぞれが銃に弾を込めた状態でバンドに来た、ってことだと思う。一人ひとりがアイデアを持ってきて、それを全員で箱に詰めたんだよ」

●なるほど。例えば、“ファザー・エレクトリシティ”のリズムや音階は、どのような音楽を参照してると言えますか?

アミール「リズム的な影響? リズム的な影響は、僕ら全員が持ってる数多くの興味の総合体だと思う。バンドとしてね。いろんなアフリカのレコード、世界中のいろんなサウンド。それを全部、一つのヴァイブに融合させてるんだ。(ジュリアンに)ちょっとキューバっぽい感じもあるよな?」

ジュリアン「あとあれ、なんだっけ、お前が持ってたやつ。ダーダー・バンド(Dur-Dur Band)?」

アミール「そうそう。ジャズで言えば、思い出せないんだけど、あの変なレコード……マイルス・デイヴィスのやつ。あとは、オリヴィエ・メシアンだっけ?」

ジュリアン「なんだっけな。マイルス・デイヴィスの曲で一つあったんだけど……思い出せない」

アミール「ジュリアンが今、マイルスの曲を思い出したいからレコード探しにいくって。これからレコード屋に行くってさ」

●行かないで下さい!

アミール「すぐ戻ってくるよ(笑)」

ジェフ「ベースのジェイクは完璧、キング・クリムゾンに影響されてるんだ」

ジェイク「(笑)」

ジェフ「こいつは冗談だって言ってるけど、ホントはそんなに冗談でもない(笑)。スタジオでガンガン流してたからね」

ジェレミー「あとはエルメート・パスコアールとか。ブラジルのアーティストだね。彼もマイルス・デイヴィスと一緒にやってた」

ジュリアン「あ、さっきの思い出した。“ネイム・ウーム・タルヴェズ(Nem Um Talvez)”だ!」

●時間も来てしまったので最後の質問です。一般的には、ストロークスの2ndまでとそれ以降では大きな隔たりがあるとされています。ただ、今では「インディ・ロックのスタンダード」と見なされている『イズ・ディス・イット』も、当時の音楽シーンの流行とは明らかに異質でエクストリームでした。そのような意味において、あなたが世の中に投げかけているものはずっと一貫しているのではないか。あなたは常にポップ音楽を少しばかり奇妙な形で再定義しようとしているのではないか、そういう視点についての意見を聞かせて下さい。

ジュリアン「うん、アプローチ自体はずっと似てると思う。僕が作ろうとしてるのはずっと、クールなもの、アンダーグラウンドでエッジーで、メインストリームじゃないものなんだ。でもって、それをよりメインストリームにしようとしてるんじゃないかな。わかんないけど……ラジオで流れると他とは違うんだけど、それがポピュラーになって、境界を押し広げるようなことになればいいと思って僕はずっとやってる。今も引き続きそうなんだけど、ある意味、このレコードではその境界をさらにプッシュしてるんじゃないかな。といっても、僕らが『こういうのだったらイケるだろう』って思ってやってるわけじゃない。狙ってるわけじゃないんだ。自分たちでいいと思った音楽を作って、聴いた人がどんどん改心してくれたらいいなと思ってるんだ」



通訳:萩原麻理


「ジュリアン・カサブランカス渾身の新作に
『ピッチフォーク』が4.9点をつけたことに
本気で幻滅した田中宗一郎が綴る
2014年におけるポップの可能性について」
はこちら



「総力特集:
ゼロ年代を変えたストロークス
その頭脳、ジュリアンの頭の中」
はこちら


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