SIGN OF THE DAY

満員御礼!エレクトラグライド無事終了!
過ぎ去った陶酔と熱狂の夜を、性懲りもなく
ほぼ余談のみの戯れ言で振り返る、蛇足対談
by SOICHIRO TANAKA
YOSHIHARU KOBAYASHI
December 07, 2013
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満員御礼!エレクトラグライド無事終了!<br />
過ぎ去った陶酔と熱狂の夜を、性懲りもなく<br />
ほぼ余談のみの戯れ言で振り返る、蛇足対談

小林「エレクトラグライド、終わっちゃいましたね」

田中「淋しいね」

小林「なんか、あっという間でしたね」

田中「俺たちの夏も終わったね」

小林「季節感、めちゃくちゃですね」

田中「じゃあ、追憶の日々、ということで、きらめくようなあの日を振り返ることにしますか。これもお仕事ですから」

小林「一言多い人だなー」


▶▶▶ NOSAJ THINGx真鍋大度x堀井哲史x比嘉了

田中「じゃあ、まずは事前の記事でも、我らが編集長がかなりの期待を寄せていたノサッジ・シングx真鍋大度x堀井哲史x比嘉了。いかがだったんでしょうか?」

小林「実は、更新作業が終わらなくて、間に合わなかったんですよ」

田中「ないわー」

小林「いやいや、タナソーさんが〈エレグラ〉当日に書き上げた『チック・チック・チック最強の15曲』完結篇が異様に長くて、映像も多かったからか、更新しようとしても何度もエラーが出て、結局、4時間以上もかかったんですから!」

田中「だからって、泣くなよ。いい大人が完全にパニクって、『更新できない~』つて電話かけてきた時は、思わず殺意が溢れましたよ」

小林「しかも、その直後に、CAPSULEのヘヴィな三人合評も届くわで、ほんと大変だったんですから」

田中「まさか俺が二、三時間でさっさと書き上げるわきゃないなんて高を括ってるから、そういうことになるんだよ」

小林「っていうか、タナソーさんこそ、原稿書き上げたんだから、さっさと観に来てればよかったじゃないですか」

田中「もう身体、ボロボロだったんだから、仕方ないじゃん。久しぶりに9時間もぶっ通しで座ったもんだから、股関節と座骨関節の痛みがえらいことになっちゃって。で、仕方なく『Mステ』でAKB観ながらストレッチしてたんだよね」

小林「ぽんこつ過ぎるでしょ」

田中「いや、まさにそう。ぱるるのリズム感のなさ、もうハンパなくてさ。まさにぽんこつ。ありゃ、天才だね」

小林「観れなくて、すいませんでした!」


▶▶▶ FACTORY FLOOR

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小林「でも、僕はファクトリー・フロアが始まる時間には、しっかり会場入りしてますから」

田中「威張んなよー」

小林「クロークに荷物預けて、バーでドリンク買って、『よし、ちょっとフロア覗いてみるか』くらいのテンションで行ったら、いきなりディープな世界に突入していて、かなり面喰らいましたね」

田中「そうか。そりゃ、観たかったな」

小林「一時間通して特に大きな抑揚もなく、黙々と沈み込むようなインダストリアル・ビートを人力で刻むっていう、超ヒプノティックなライヴ。人力ハード・ミニマルと化していた〈ソナーサウンド・トーキョー2013〉での、にせんねんもんだいをちょっと思い出したり。まあ、あれほど激しくはないですけど」

田中「朝5時頃とかに観たりすると、かなり気持ちよさそう」

小林「次はもっと深い時間で観たいところですね。ただまだ9時過ぎなのもあって、さすがに人が少なかったのは残念でした」

田中「まあ、そこは仕方ないでしょ。普通はまだ、ようやく猫にご飯あげて、家を出る準備してる時間帯なんじゃないの」

小林「自己弁護はやめて下さい」


▶▶▶ MACHINEDRUM

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田中「で、どうなの、マシーンドラムはやっぱイケイケな感じだった?」

小林「っていうか、まだ着いてないんですか!」

田中「ようやく東京駅まで来て、京葉線に乗ったくらいかな。ホント体がボロボロで、ずっと『俺、行っても大丈夫かな? やっぱ引き返そうかな?』って思ってたんだけど。でも、京葉線の座席の目の前に座った女の子がすっごい俺の好みでさ」

小林「知りませんよ」

田中「なんか〈エレグラ〉行きそうな雰囲気だし。しかも、ひとりだしさ。『こりゃあ、ナンパするしかない!』って、ガン上がりしてさ」

小林「マシーンドラムの話ですよ、今は」

田中「で、海浜幕張駅でそのこが降りたの。もうガチ上がりだよ!」

小林「安上がりな人だなー」

田中「でも、改めて彼女のことよく見てみたら、ちょっと思っていた感じと違ってて、一気にテンション下がっちゃって。思わず帰りかけた」

小林「ホントどうでもいいですから」

田中「やっぱ俺、もう少しふっくらした感じが好きなんだよね。わかると思うけど」

小林「わかりたくもないです」

田中「なんで、しゅんとした感じで会場まで歩いてたんだけど、『でも、結局、マシーンドラムにも間に合わないな。今頃は、どいつもこいつも俺のマシーンドラムでガチ上がりか』と思ったら、なんかムカついてきてさ。マジ帰ろうか、と思ったよ」

小林「いや、ところが、最初からイケイケな感じで飛ばしていくのかと思ったら、そうでもなくて。ビートはドラムンなんですが、そんなにアグレッシヴではなく、IDM出身らしい綺麗な上モノのトラック中心で、じっくり暖めていくような感じでしたね」

田中「お、わかってるね、マシーンドラム。まだ10時台だし、そこら辺りは意識してたのかな」

小林「去年タイコクラブで観たときは深夜2時くらいでしたから、かなりアグレッシヴだったんですけど。でも、今回はきっちりビルドアップしていって、後半には山場を作りつつ、綺麗に次へとバトンを渡していました」

田中「観たかったなー。ムカつくなー。あん時、帰りゃよかった」

小林「帰れば、よかったのに」


▶▶▶ SHERWOOD & PINCH

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田中「で、俺、シャーウッド&ピンチの時にやっと着いたんだよ」

小林「良かったですよね。〈ソナー〉の時も最高でしたけど、相変わらず気持ちよかった。今回も低音がビンビン響いてきてました」

田中「俺が着いた頃は、もう正統派のレゲエが多かった気がするけど」

小林「基本そうなんですが、やっぱりピンチがいることでビートがシャープになってるじゃないですか。僕はシャーウッドのソロ・ライヴよりも、こっちの方が断然好き。弛緩することはないけど、いつまでも気持ちよく聴いていられる感じ」

田中「あの、ぶっといジョイントから煙モクモクな映像見てたら、さらにそういう感じにもなるわな」

小林「そういうところはちゃんと見てるんですね」

田中「でもさ、場所によって結構、出音が違わなかった? 俺、ずっと会場中歩きまわって、一番いい音の場所探してたんだけど」

小林「PAより後ろか、横に大きく移動しちゃうと、かなり低音が抜けちゃってたのは確か。でも、幕張メッセみたいな大会場では、ある程度仕方ないですけどね」

田中「前から思ってるんだけど、〈エレグラ〉って、頑としてサイドとか、レアに、スピーカー増やそうとしないよね」

小林「ステージ前方にはウーファーもちゃんと積んでありましたけど、あれだけデカい会場なんだから、真ん中あたりにもスピーカーあっていいですよね。でも、仮にスピーカー増やしても、音がぶつかったり、反響したりで、難しいとこもあるんでしょうけどね。でも、まあ、単純に予算削減じゃないですか」

田中「いや、あれは主張だろ。クラウドの主体性をうながすっていう」

小林「要するに、『お前自身が最高の場所を探し出して、誰よりも最高に楽しめ!』ってことですか? なるほど」

田中「君、ちょっと苦しいよ、それは」


▶▶▶ JAMES BLAKE

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田中「でも、ジェイムス・ブレイク出てきた時の黄色い歓声、すごくなかった?」

小林「さすがに視点が違いますね」

田中「だって、シャーウッド&ピンチまでは、『なんか、フロア中、野郎ばっかだな。来るんじゃなかった』って思ってたけど」

小林「ここで一気に女子が増えましたよね。しかも、ジェイムス・ブレイクときたら、赤のロングコートを着て登場!もう王子様ですよ」

田中「ちょっとバカにしてるだろ」

小林「いやいやいや、タナソーさんこそ、一曲目からいきなりゲラゲラ笑ってたじゃないですか。あんな緊張感に満ちたオープニングで、フロアの真ん中で笑ってるもんだから、目立ちまくってるし。ホント恥ずかしいから、やめて下さいよ」

田中「だって、ステージ出てくるなり、あの美声で『お兄ちゃんもお姉ちゃんも喋ってくれない。でも、二人とも悪くない』とか歌われたら、誰だって笑うじゃんよ。めっちゃエモーショナルだし。あれ、もし日本語だったら、悶絶死だよ」

小林「いや、“アイ・ネヴァー・ラーント・トゥ・シェア”は孤独に打ち震える自身の心境を屈折したアナロジーで表現しているだけです。実際は一人っ子なんだし」

田中「でも踊れない音だったしなー。やっぱ、そこ大事じゃん。ようやく12時過ぎてこれからっていう時にさ」

小林「ちょっと前に着いたばかりのくせに!」

田中「だって、俺、レイヴァーだからさ。踊れなきゃ嫌なんだよ。体ボロボロで踊れないけど」

小林「知りませんよ。それに、“CMYK”とか、アグレッシヴな展開を見せる曲も中盤は幾つかあったじゃないですか。途中、機材トラブルで一旦中断するハプニングもありましたが、やっぱり“リミット・トゥ・ユア・ラヴ”とか、“ウィルヘルム・スクリーム”の張りつめた空気には圧倒されました」

田中「でも確かに、ジェイムス・ブレイクがいることで、間違いなく全体が締まったよね。すごくいいライヴだったと思います」

小林「忘れてましたけど、日本初披露というステージ・セットもシンプルではありましたが、ライトが当たると綺麗に光って、凄くドラマティックでした。やっぱり〈エレグラ〉の最初のハイライトは、ジェイムス・ブレイクだったんじゃないでしょうか」

田中「なるほど。さすが頭で音楽聴く人は違うね」

小林「うっさいなー」


▶▶▶ 2 MANY DJS

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小林「じゃあ、2 メニー DJsではガチ踊りですか?」

田中「いや、それが、ジェイムス・ブレイクが終わったら、また体が痛くて痛くてたまらなくなってきたんで、『エレキング』のブースでずっとストレッチしてたんだよね。だから、2メニーはほぼ観てない。なんで、そこんとこ、よろしく」

小林「また丸投げですか」

田中「ま、たまにはさ」

小林「っていうか、ずっとそうだし。2メニーは相変わらずと言えば相変わらず。得意の大箱エレクトロ中心でドッカンドッカンいってましたが、これまで比較的にストイックな雰囲気のアーティストばかりだったので、この時間に、幕張メッセみたいな大会場で、こういうの聴くと単純に気持ちいいよな! って思いましたね」

田中「ネタ的には? 新しいの何かやったの?」

小林「イベント前の対談でも話した、ダフト・パンク“ジョルジオ・バイ・モロダー”とジョルジオ・モロダー“チェイス”のマッシュアップは披露しましたし、他にもディスクロージャー“ホワイト・ノイズ”とか、旬のダニエル・エイヴリーとか、思ってたより新ネタ多かったです。VJもただレコード・スリーヴを動かすだけじゃなくて、オリジナルで作った映像も入れ込んだりするようになっていて、かなり手が込んでましたね」

田中「そうそう、YMOの“ライディーン”も回してたよね」

小林「それ、最後ですから。でも、あれが一番盛り上がりましたよ。タナソーさんも覚えてると思うんですけど、前に〈エレグラ〉出た時は西條秀樹の“YOUNG MAN (Y.M.C.A.)”を回してたじゃないですか」

田中「あー。あれ、明らかに滑ってたよね」

小林「あれ以降、ここ最近はピンクレディの“U.F.O.”で締めることが多かったんですよ。日本では。でも、まあ、YMOになってよかったなって。最後の最後に滑ると、後味悪いですから」

田中「うん、最後は紙吹雪がフロアに向けて発射されたりもして、盛大に盛り上がってよかったんじゃないかな」

小林「他人事だなー、もう」


▶▶▶! ! !(CHK CHK CHK)

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田中「でさ、チック・チック・チック、観た? ヤバくなかった? 俺的には、間違いなく今回のベスト・アクトはチックだな」

小林「他はほとんど観てないくせに。でも確かに、チックよかったですよね。ちょっと驚きました」

田中「だって、もう以前とは完全に別のバンドじゃん、あれ」

小林「そうなんですよね。『スリラー』で辿り着いた世界観を、ライヴでも表現できるようになったっていう印象でしたね。今の彼らのモードがすごく伝わってきました」

田中「もう以前の、カオティックなファンク・バンドっていう面影は全然なくてさ。3rdまでの曲も超少なかったじゃん」

小林「さすがに“ハート・オブ・ハーツ”や“マスト・ビー・ザ・ムーン”はやりましたけど。でも、むしろなくてもよかったくらい」

田中「なんかディープ・ハウスみたいだったよね。太鼓もひとりになって、音像全体がすっきりしたし、bpmも抑え目、すっごくスムースなビートで、シンセのシークエンスがこれまでになく効いてて、しっかり踊らせるっていう。しかも、曲ごとにいろんなステップが踏めるっていうリズムの多彩さが前面に押し出されてた。いやー、踊ったね」

小林「まあ、中には、以前のカオティックなパンク・バンドの方が良かったって人もいるかもしれませんけど、あのモードだと、“ミー・アンド・ジュリアニー”みたいな曲はまったくいらない感じですよね」

田中「下手したら、今回のラインナップの中で、一番プロパーなダンス・ミュージックだったんじゃない? 曲によっては、極端な話、ニックのヴォーカルさえいらなくて、演奏だけで十分っていう感じだった。だって、もしかして、チックの最高傑作って『スリラー』なんじゃないか? って気さえしたもん」

小林「でも、タナソーさん、『チック・チック・チック最強の15曲』ではドロッドロのライヴを期待って書いてたじゃないですか」

田中「完全に予想を裏切られた。でも、期待を超えた素晴らしさがあった。この前の対談の最後でも、どれだけしっかり前準備をしたとしても、そんな期待や予想を覆された時にこそ、さらなる喜びと驚きが待ってる、なんてことを話したけど、まさに今回のチックはそれ」

小林「まあ、ニックの半パンだけは期待どおりでしたけど。あんな寒かったっていうのに」

田中「ライヴ中、主催者のひとりに会った時に、『タナソーさん、ニックにちゃんと半パン履かせときましたから!』って言われたよ」

小林「余計なんだか、いい話なんだか」


▶▶▶ MODESELEKTOR(DJ set+909)

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小林「じゃあ、ここからは、タナソーさん的にもガチ踊りですか?」

田中「いや、すっかりチックで力を使い果たして、モードセレクターの時も『エレキング』のブースでずっとストレッチしてた」

小林「またですか。まあ、僕も9時から会場にいたんで、さすがに疲れて意識が朦朧とし始めた時間帯ですね。結構後ろの方で立ったり座ったりしながら観てたんですけど、ハズさないですよね、彼らは」

田中「適当な感想だな」

小林「いやいや。地味過ぎず、チャラ過ぎず、絶妙な按配の踊れるテクノ/ベース・ミュージックでした。あの匙加減の上手さは彼らならでは。お馴染みの猿のマークを使ったユーモラスなVJも楽しかったですし、前半は比較的に抑え目にしつつ、中盤からグイグイとアゲていく展開もバッチリで、しっかりと深い時間を盛り上げてましたよ」

田中「TR-909はどうだったの?上手く使ってた?」

小林「眠かったんで細かいことはよく覚えてないです」

田中「さすがだな」

小林「ほとんど何も見てない人に言われたくないです!」


▶▶▶ THEO PARRISH

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小林「ただ、もう本当に力尽きたんで、セオ・パリッシュが始まる時間にはそっと会場を出ました。『エレキング』のブースで楽しそうに話してるタナソーさんを横目で見ながら」

田中「声ぐらいかけてけよ。せっかく君の大親友の『OTOTOY』のデブと一緒に『エレキング』の若者たちをいじめてたのにさ」

小林「いや、もう眠過ぎたんで。あのテンションの中に入ってくの無理だわって思って。で、どうだったんですか、セオは?」

田中「なんか最初の方はガシガシで、2階から聴いてても低音が凄い出てたから、これはちょっと行けないなーって思ってたんだけど」

小林「モードセレクターからの流れもあったんですかね」

田中「なのかな。でも、後半はほぼ生音のジャズ・モード。エレクトリック・マイルスとか、打ち込みじゃないレコードを見事に繋いでく感じだった」

小林「なるほど。じゃあ、チック以降の深い時間は、しっかりとそれぞれの持ち味を出しつつ、踊れるダンス・ミュージックが続いたっていうところでしょうか」

田中「全体として、すごくいい流れだったよね」

小林「ガッツリ踊りたい人は、それくらいの時間帯をメインで楽しむ感じだったでしょうし」

田中「やっぱり安かったね、チケット代」

小林「もうその話やめましょうよ」

田中「でも、ホント君は偉いよ。凄いと思った。さすが編集長」

小林「まあ、あの激務の中、きちんと観るべきもの観て、しかもちゃんと楽しみましたからね。責務を果たしたと思います。我ながら」

田中「違うよ。しっかり近くのホテル取って、俺が会場を出る頃にはさっさと寝てたじゃんかよ。凄いのは、その小狡さだよ」

小林「じゃあ、皆さんも来年もしっかりとした準備を怠ることなく、さらに存分に〈エレクトラグライド〉を楽しんで下さい!」

田中「来年もあるの?〈エレクトラグライド〉。もう決まってるの?」

小林「取りあえず言っときゃいいんですよ。そうすれば、期待も高まるんですから。だって、こんな感じなら、来年も開催して欲しいじゃないですか」

田中「じゃあ、来年もまた、共に最高の夏をすごしましょう!」

小林「真冬だし」



photo by Masanori Naruse,Tadamasa Iguchi.TEPPEI,宇宙大使☆スター

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