アルカはあるか無しか(というダジャレをクリエイティヴ・ディレクターが思いつきました)、新しいのか否か、そもそもそのような問いかけさえも無効なのか?――と様々なアングルからの議論を誘発しているアルカのデビュー・アルバム『ゼン』。考えてみれば、このような作品って最近ほかになかったんじゃないでしょうか?
なるほど、確かにフライング・ロータスの『ユー・アー・デッド!』は凄い。衝撃的だった。ライヴのチケットも買った。しかし、あれがなしとか古いとかいう意見はなかなか出にくいでしょう。エイフェックス・ツインの『サイロ』だって、ありなしを声高に議論するような反応を引き起こしにくい。その理由は言わずもがな。
となると、何かと議論の俎上に上がるアルカは、やっぱり今年最大のセンセーションだと思うのです。勿論、議論の答えを導き出すのは、メディアではなくリスナー一人ひとり。我々はその判断材料を差し出すだけ。ただひとつ言えるのは、2014年の音楽シーンを語るなら、とりあえずこれは聴いておかなくちゃいけない。ということです。
本日リリースとなった『ゼン』ですが、早くもiTunesのエレクトロ・チャートでは1位を獲得。スタート・ダッシュはかなり好調な模様。ですが、どうせ手に入れるなら、『OTOTOY』で配信されているこちらのパッケージはいかがでしょうか?
今年8月にはスプーンの最新作『ゼイ・ウォント・マイ・ソウル』のハイレゾ音源に、『サイン・マガジン』特製のデジタル・ブックレット「THE SIGN BOOK VOL.1」をつけたスペシャル・パッケージを発売しましたが、これはその第二弾。今回も『OTOTOY』独占で配信されている『ゼン』のハイレゾ音源に、アルカを特集した「THE SIGN BOOK VOL.2」がついてきます。
その内容はというと、日本盤CDと同内容のライナーノーツに加え、『サイン・マガジン』に掲載されたアルカ関連の記事を再編集してまとめたもの。総文字数15000字弱。今回も大ボリュームです。CDよりも高音質で「今もっとも聴くべき音」に触れることができて、なおかつCDのライナー+αがついてくるのだから、絶対にお得。素晴らしい! 自分なら間違いなく買う! と下手くそな宣伝もしておきましょう。でも結構本気です。
というわけで、「THE SIGN BOOK VOL.2」の目次を以下に転載しておきます。ご購入の参考にしてください。
「THE SIGN BOOK VOL.2」
a. イントロダクション(900文字) by小林祥晴
b. ライナーノーツ(4000文字/CDと同内容) by竹内正太郎
c. アルカ、新しさの秘密①(7000文字) by竹内正太郎
d. アルカ、新しさの秘密②(2500文字) by小林雅明
早速買ってみる! という人はこちらからどうぞ!
ビョーク、カニエらを魅了する若き異才、ARCA、デビュー・アルバムをThe Sign MagazineとコラボでOTOTOYにてハイレゾ配信!
すでに海外の多くのメディアで、今年を締めくくる最重要作として高い評価をうけているアルバムのハイレゾ配信が決定! ARCAのファースト・アルバム『Xen』だ。OTOTOYでは本作のハイレゾ配信を決定、 また以前にSpoonの『They Want My Soul』のリリース時に好評だった音楽メディア「The Sign Magazine」とのコラボレーションで、OTOTOYだけのハイレゾ独占パッケージとして、ライナー(CDと同内容)+The Sign Magazineキュレーションの記事掲載の、電子ブックレット「THE SIGN BOOK VOL.2」が同梱される。配信開始は本日深夜、10月29日(水)午前0時より配信開始予定!ARCAは、これまでにカニエ・ウェストの『Yeezus』や、マーキュリープライズも受賞確実とも噂されるFKAツイッグスなどなど、ここ数年の話題アーティストのプロデュースを務め、なんとあのビョークが次作の共同プロデューサーに抜擢するなど、いまもっとも話題のエレクトロニック・ミュージック・アーティストだ。彼のそのサウンドをぜひともハイレゾで堪能いただきたい。エイフェックス・ツインとも比較されるその才能、ぜひとも『Syro』に続きARCAも、より繊細な電子音の表現は、ハイレゾでこそ堪能できるのではないだろうか?