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  • Big For Your Boots Stormzy by AKIHIRO AOYAMA February 16, 2017 1
  • I Give You Power feat. Mavis Staples Arcade Fire by AKIHIRO AOYAMA February 16, 2017 2
  • Hot Thoughts Spoon by AKIHIRO AOYAMA February 16, 2017 3
  • Show You The Way feat. Michael McDonald & Kenny Loggins Thundercat by AKIHIRO AOYAMA February 16, 2017 4
  • Accelerator feat. Danny Brown Paul White by AKIHIRO AOYAMA February 16, 2017 5
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    数年来、イギリスの音楽シーンではグライムに対する期待が高まり続けている。昨年度のマーキュリー・プライズをスケプタの『コンニチワ』が受賞したことは、その期待がいかに大きいかを示す象徴的なニュースだった。いまだ明確なブレイクスルーにまでは至らないものの、2017年に入ってもグライム・シーンからは刺激的な楽曲/レコードが次々と届けられ、爆発寸前のスリリングなムードが漂っている。その中で、ついにリリース間近となったストームジーによるデビュー・アルバムは、スケプタに続いて、英国内外にグライムの新時代到来を印象付ける決定的な一枚になりそうだ。重低音の響きよりも細かいビートの刻みによって独特の浮遊感とダンス・フィールを生むトラック。それを速射砲のような早口で乗りこなすバウンシーなラップ。これぞまさしく、イギリスが世界に誇るべき、純英国産のヒップホップ=グライムだ。

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    次なる一手が待望されていた世界最高峰のバンド、アーケイド・ファイアによる新曲は、ドナルド・トランプの大統領就任式に合わせて公開。ポリティカルなメッセージ性を孕んだ曲となった。ゲスト・ヴォーカルは、近年ジェフ・トゥイーディー(ウィルコ)やM・ウォードらインディ系アーティストをプロデューサーに迎え、今なお精力的に作品を上梓し続けているソウル/ゴスペル界のリヴィング・レジェンド、メイヴィス・ステイプルズ(御年77歳!)。『リフレクター』以降の流れを汲む、ヒプノティックなビート主体のトラックが不穏な空気を醸し出す一方で、「アイ・ギヴ・ユー・パワー!」と繰り返すウィン・バトラーとメイヴィスの掛け合いがそれを切り裂くように力強く鳴り響く。ブッシュの時代、僕らには『ネオン・バイブル』があった。今再び、不穏な時代を生き抜くための新たなアーケイド・ファイアが求められている。

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    デビューから20年を超えてもなお、スプーンは安定を求めることなく、コンスタントに新しいサウンドに挑戦し、右肩上がりにファン・ベースを拡大し続けている。それがどれだけ難しいことなのかは、モデスト・マウスら同年代バンドの多くと比較すればよくわかるだろう。前作『ゼイ・ウォント・マイ・ソウル』以来、3年振りとなる新作からのリード・トラックも、バンド・サウンドの在り方を常に更新してきたバンド=スプーンの凄味が凝縮されたような鮮烈な楽曲。前作のツアー終了後、04年以来のメンバーだったエリック・ハーヴェイが脱退するなどの状況変化はあったものの、前作同様デイヴ・フリッドマンを共同プロデュースに迎えて、音の鳴りに対する鋭敏なセンスは揺るぎない。奥行のある空間に精緻に配置されたそれぞれの音の粒立ちは、もはや他のバンドの追随を許さない領域にまで達している。

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    これは驚きのコラボレーションと言えるのではないか。〈ブレインフィーダー〉所属のアーティストであり、同時にフライング・ロータス、ケンドリック・ラマー、カマシ・ワシントンらの傑作でプレイヤーとしても重要な役割を担ってきたアメリカ西海岸きってのベーシスト、サンダーキャットの新曲は、ゲスト・ヴォーカルに意外な面子を迎えた一曲だ。マイケル・マクドナルドとケニー・ロギンスは、どちらも80年代に大ヒットを飛ばしたAOR界の重鎮。これまでのアルバムでも自身のヴォーカル曲でポップな側面は垣間見せていたものの、どちらかと言えばエクスペリメンタルなベース・ミュージックというイメージが強かったサンダーキャットがAORを真正面から参照するとは、全く予想していなかった。ただ、この曲を聴く限り、現在のサンダーキャットがソング・オリエンティッドなモードなのは間違いなく、その方向性に2人のヴォーカルはばっちりハマっている。

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    異端児とは、こういう人のことを指すのだろう。USヒップホップ界の異端児、ダニー・ブラウンの楽曲の多くを手掛けてきた相棒的プロデューサー、ポール・ホワイトによる久々のソロ名義トラックを聴くと、その才能の異質さに感嘆を禁じ得ない。ソロ名義とは言え、ゲストはダニー・ブラウンで、彼のハイテンションなラップを全面にフィーチャーした楽曲になっているため、実質『アトロシティ・エキシビション』の続編といった聴き方もできる。ただ、ここでは同作にも見られた、ロック的なスタイルの躁的側面が過剰なまでに増幅され、すこぶるハードコアな仕上がりとなっている。今の時代にこんな音を鳴らしているプロデューサーは、世界中どのシーンを見渡しても見当たらないだろう。B級モンスター映画を模したヴィデオも合わせて必見。

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