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  • Everything Now Arcade Fire by AKIHIRO AOYAMA June 16, 2017 1
  • Nobody Cares Superorganism by AKIHIRO AOYAMA June 16, 2017 2
  • Rain Come Down feat. Ty Dolla $ign Vince Staples by AKIHIRO AOYAMA June 16, 2017 3
  • Uh Huh Julia Michaels by AKIHIRO AOYAMA June 16, 2017 4
  • Holding On The War On Drugs by AKIHIRO AOYAMA June 16, 2017 5
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    まさか、アーケイド・ファイアがアバに? 公開されるやいなや、世界中からそんな驚きの声が噴出した新曲。ディスコ調のベース・ラインと爽やかなピアノのリフ、ラストには大会場のオーディエンスが合唱する姿が目に浮かぶ「ナナナナーナー」というビッグ・コーラスまでが用意されたこの曲は、たしかにアーケイド・ファイア史上もっともストレートで、てらいなくキャッチーではある。しかし、ストリーミング・メディアを通して全ての音楽や映画がオンデマンドで手に入る今の時代を、皮肉めいた視点から捉えたリリックにも象徴されるように、この曲には現代社会への鋭い批評性が込められている。バンドと共同でプロデュースに参加したのは、言わずと知れたダフト・パンクのトーマ・バンガルテルと、ブリット・ポップ時代に市井の人々の悲喜こもごもを歌い国民的バンドとなったパルプのスティーヴ・マッキー。ストレートかつキャッチーなダンス・ポップといえども、ここにはコールドプレイやマルーン5が時代に寄り添う過程で失っていった「バンド」としての強い矜持がある。「君は今、すべてを手に入れたんだろう」――その言葉は、世界最高のバンドから変わりゆく時代に向けて放たれた、祝福と呪いだ。

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    2017年の今に、「何者でもない」ままでいるのは難しい。何かアクションを起こせば必ずログが残り、人の興味をひけばひくほど、そのバックグラウンドから何らかのレッテルが貼られてカテゴリに押し込められていく。音楽シーンも当然そうで、今やウィークエンドが匿名的な存在のままブレイクしたような現象はなかなか起こりにくくなっている。ただ、そんな中でも、このスーパーオーガニズムにはこれから例外として育っていきそうな予感がある。今年初頭に公開された最初の楽曲“サムシング・フォー・ユア・マインド”を、フランク・オーシャンが〈ビーツ1〉のプログラムでプレイしたことで知られるようになった彼らは、いまだ謎めいたままの存在。USメイン州に住む「Orono」という名前の17歳日本人女性を中心に、ロンドン在住の7人が参加した8人組のプロジェクトだというが、それが本当なのか、詳細は全く不明だ。ただ、この音楽は「何者でもない」が故に素晴らしく、無限の可能性を秘めたポップ・ミュージックとなり得ている。ヒップホップでもR&Bでもロックでもエレクトロニック・ミュージックでもなく、あるいはその全てでもある、ただただ喜びに満ち溢れた天衣無縫のポップ・センス。「誰も気にしちゃいないよ」という自由と解放のリフレインに、胸のすく思いがする。

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    相変わらず未曽有の活況が続き、傑作が毎週のように生み出されているアメリカのヒップホップ・シーンだが、次に決定的なマスターピースとなるのはヴィンス・ステイプルズの新作『ビッグ・フィッシュ・セオリー』に違いない。今年ゴリラズのアルバムにフィーチャーされ、彼らのツアーにも帯同することで(〈フジロック〉にも来てくれるか?)、ヒップホップ・シーンに留まらない注目を浴び始めている中、公開された一連の新曲がどれも粒ぞろい。カニエ・ウェストの“フェイド”をドープにサンプリングした“ビッグ・フィッシュ”も良かったが、タイ・ダラ・サインをゲストに迎えたこの“レイン・カム・ダウン”も痺れるくらいにクール。前作『サマータイム’06』のアートワークがジョイ・ディヴィジョンへのオマージュだったことからも分かる通り、彼は元からアメリカの黒人カルチャーだけに留まらないオリジナルな音感の持ち主(その点では、ダニー・ブラウンの立ち位置とも似ている)。LAビート・シーンの新鋭ザック・セコフをプロダクションに迎えて、超硬質なエレクトロニック・トラックとゴスペルのほのかな香りを独自の配分で混ぜ合わせている。

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    複数のソングライターやプロデューサーが入り乱れる、分業体制での楽曲制作が当たり前になった現代のメインストリーム業界。そこで今もっとも名前を覚えておいて欲しい、旬のソングライターの一人がこのジュリア・マイケルズだ。彼女とジャスティン・トランターの二人によるソングライティング・チームは、ここ数年の間にブリトニー・スピアーズ、グウェン・ステファニ、ヘイリー・スタインフェルド、リトル・ミックス等々、数々のポップ・スターの楽曲に参加してきた。中でも特筆すべきは、ジャスティン・ビーバーによる珠玉の名曲“ソーリー”と、今年のポップ・シーンを代表すること間違いなしのセレーナ・ゴメス“バッド・ライアー”の二曲だろう。そして、この“アー・ハ”は彼女のソロ・キャリアとしては2番目となるシングル。アコースティック・ギターの鳴りとエレクトロニック・プロダクションを融合させた、とても今っぽいミドル・テンポのポップ・ソングに仕上がっている。彼女のソングライティングの手癖がダイレクトに感じられるという点でも、今チェックしておいて損のない佳曲。

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    バンドの性質上、そこまで大きく変わらないだろうとは思っていたが、ここまで変わらずにいてくれると、まるで古い友人に会った時のような気分になる。前作『ロスト・イン・ザ・ドリーム』が2014年の年間ベスト・アルバムを総ナメ状態にした、アダム・グランデュシェル率いるフィラデルフィアの雄、ウォー・オン・ドラッグス。彼らの新作『ア・ディーパー・アンダースタンディング』リリースがついに正式発表となり、合わせて公開された新曲がこちら。ブルース・スプリングスティーン直系のアメリカン・ロックの王道を行くソングライティングに、酩酊感のあるリヴァーヴ・ギターでサイケデリックな靄をかけるスタイルの基本は相変わらず。だが、スプリングスティーンで例えるなら『ボーン・イン・ザ・USA』期に突入したような、ダンサブルなフィーリングと煌びやかなエフェクトの強調といった細やかな変化・成長もある。彼らのもう一つの側面、ボブ・ディラン系統のフォーク・ロック路線で、11分越えの大作曲になっていた“シンキング・オブ・ア・プレイス”と合わせて、新作は『ロスト・イン・ザ・ドリーム』のサウンドをより深く突き詰めた作品となりそうだ。

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