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  • Get Lost Breakbot by MASAAKI KOBAYASHI December 25, 2015 1
  • GoGo! Baauer by MASAAKI KOBAYASHI December 25, 2015 2
  • The Sound Of Silence Disturbed by MASAAKI KOBAYASHI December 25, 2015 3
  • Run The World (Girls) Ibrahim Maalouf by MASAAKI KOBAYASHI December 25, 2015 4
  • Show Me Love Robin Schulz & J.U.D.G.E. by MASAAKI KOBAYASHI December 25, 2015 5
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    実際の時間の経過から言えば、ほんの数秒のあいだに「起きたかもしれない」複数の出来事を、巻き戻し&再生を多用し、畳みかけるように描写し、まるでそれらがすべて同時に(一か所で)起きたかのように見間違えさせるアイデアは、ミュージック・ヴィデオというメディアに、そして、この曲のようなシンプルなポップ・ソングには、まさに、うってつけ。ここでオルガンを弾いているブレイクボットは、自身の“ベイビー・アイム・ユアーズ”が、ブルーノ・マーズの“トレジャー”で実質的にリメイクされたことで、フレンチ・タッチとディスコ/ブギーとのあいだで「起きたかもしれない」ではなく「起きていた」ケミストリーの初期の理解者としての存在感を増してきたなかで、ようやく登場したのが、2016年初頭にリリースされる最新アルバムからの先行カットとなる、この曲である。

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    時間の引き伸ばしは、このバウアーのMVでは、さらに奇想天外なものになっている。スタート地点は、どこなのかわからないが、男女の初めての出会いから、キス、セックス、いさかいといった交際中に起きるあれこれが、一台のクルマの中で、しかも、ひたすら落下してゆく、つまり物凄いスピードで地上に向かってゆくクルマの中だけで展開されてゆく(途中に、いくつか絶対にありえない可笑しい場面も含まれている)。思うに、バウアー自身の、実質的なキャリアそのものが、レコード契約以前に“ハーレム・シェイク”で全米チャートの首位に立つという、ありえない「高み(=高さ)」から始まっているわけで、“ゴーゴー!”というタイトルで「落ちてゆく」だけのMVを撮らせてしまうのは、彼の余裕? の表れなのか。この後、このクルマは、映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』のように、パラシュートを開き、無事地上に降り立つことができるのだろうか。今後のバウアーのキャリアの行方と同程度には気になる。

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    サイモン&ガーファンクルによる、この曲のオリジナルに慣れ親しんでいるリスナーなら、ディスターブドがここでカヴァーしているのは、3番を「And no one dare Disturb the sound of silence」と締め括っているからと、まずはこじつけることができるだろう。ただし、ここにも含まれている表題の意味も、歌詞全体が何をさしているのかについても、この曲が「名曲」と言われ続けているわりには、実はいまだに明確な答えは明らかにされていない。この曲が発表された今からちょうど50年前は、アメリカでは反戦ムードが高まっていた、という事実ならあるが……ただ、こうして、リード・ヴォーカルのデイヴィッド・ドレイマンが睨み付けるような目つきで、原曲とは異なり、歌詞の一語一句を噛みしめるように、しかも、朗々と歌い上げれること、そして、2015年8月発売のアルバム初出の曲が12月に、こうした映像を伴ったMVとして発表されたとなると、ここにM.I.A.の“ボーダーズ”のメッセージと重なるものを見出していたに違いない。

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    そんな“ザ・サウンド・オブ・サイレンス”の存在が、トランペッター、イブラヒモ・マーロフによるビヨンセのカヴァー曲のために作られた、このMVでは、さらに大きく扱われている。時代設定は2027年のフランス、出身相なるポストまで存在し、フランス人以外の外出及び集会の禁止の厳罰化が宣言される中、男女二人の囮捜査官は、秘密裏に行われている集会に潜入する。そこには(ナチス支配下のユダヤ人の黄色い星印を連想させる)特定のマークを縫いつけた服を着た様々な人種の人たちが集い、一人の女性が壇上から檄を飛ばすだけでなく、聴衆の目の前に降りて圧倒的なダンスさえ披露する。マーロフたちはそこで演奏していて、その曲が、ビヨンセによるガールズ・パワー讃歌というわけである。しかも、この指導者的な踊る女性は実際にビヨンセのツアーにダンサーとして参加したハジバ・ファミーなのだという。そもそも、マーロフ自身がレバノン生まれでフランスに移住した人なのだから、シリアからの難民問題及び11月13日のテロあるいは、その余波としての極右政党の台頭が、このMVに大きな影を落としていると考えるべきなのだろう。

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    日常生活において、ここで目にするような、ちょっとした災難? に実際に出くわすことはあるかもしれない。でも、さすがに、それがここまで積み重なってゆくのを観ていると、最初は微笑ましく見えたものも、だんだん気の毒に思えてくる。とはいえ、ここで、愛する二人の前に小出しにされてゆく災難は、二人が立ち向かわなければならない試練や困難や支障の比喩なのだろう。それらをすべて乗り越えてこそ、つまり、乗り越えられるような、なにものにも負けない愛の力があってこそ(タイトルに絡んでくる!)、二人は真に結ばれる、というオチの描き方も、無理に大げさで可笑しい(その場に居合わたという設定の、ドイツのDJ/プロデューサー、ロビン・シュルツもかなり当惑している)。ということで、ハッピーエンディングを迎えるこのMVと共に、2015年にさようなら&ハッピー・ニューイヤー!

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