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  • My Molly Sky Ferreira feat. Ariel Pink by YUYA SHIMIZU February 03, 2014 1
  • Completely Not Me Jenny Lewis feat. Rostam Batmanglij by YUYA SHIMIZU February 03, 2014 2
  • Brighter! Cass McCombs feat. Karen Black by YUYA SHIMIZU February 03, 2014 3
  • Harlem River Kevin Morby feat. Jena Malone by YUYA SHIMIZU February 03, 2014 4
  • Hollywood Forever Cemetery Sings Father John Misty feat. Aubrey Plaza by YUYA SHIMIZU February 03, 2014 5
  • 昨年末、突如として公開された1本のビデオ。それはモデル兼シンガーのスカイ・フェレイラが、 アリエル・ピンクの宅録時代の名曲“マイ・モリー”を本人と一緒にセッションするものだった。プロデュースを担当したのは、スカイの昨年のアルバム『ナイト・タイム、マイ・タイム』や、イギリスの女性ポップ・シンガー、チャーリーXCXのデビュー作も手掛けたジャスティン・レイズン。ジャスティンとアリエルは“ロウ・ディール(不当な扱い)”なるプロダクション・チームを結成し、イヴ・サンローランの2013年秋冬モデルも務めた双子のシアーズ兄弟によるデュオ、ザ・ガーデンのアルバムを制作しているそうだ。昨年9月に恋人のザック・コール・スミス(DIIV)と共に麻薬所持・窃盗の容疑で逮捕されるなど、現代のコートニー・ラヴとの悪名高いスカイ・フェレイラと、現代の(ちっちゃい)カート・コバーンことアリエル・ピンク。出会うべくして出会った2人の不良が、今年もシーンを掻き回してくれるに違いない。

  • ハイムの次女ダニエルを自身のツアー・バンドに抜擢してキャリアの礎を作ったのが、元ライロ・カイリーのヴォーカリストで、ポスタル・サーヴィスのコーラスも担当するジェニー・ルイス。子役女優からミュージシャンへと転身を遂げた彼女がいなければ、ベスト・コーストもファースト・エイド・キットもいなかったのだ。そんなジェニーが人気TVドラマ『Girls』のために書き下ろしたのがこの曲で、プロデュースを手掛けたのは主演女優のレナ・ダナムの友人でもある、ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バトマングリ。ヴァンパイア・ウィークエンドの新作をロスタムと共同プロデュースしていたのが、ハイムのアルバムも手掛けたアリエル・レヒトシェイド……てなわけで、そんな“LAコネクション”が見事に実を結んだこの曲は、ノスタルジックなガール・ポップとモダンなプロダクションが出会った名曲だ。……誰だ、オバサンなんて言ってるのは?

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    “R.I.P.”で全てを片付けるのは嫌いだ。ミュージシャンが死んだ時にしか、その人の音楽について語られないのも寂しい。アリエル・レヒトシェイドをプロデュースに招いた2009年のアルバム『カタコンベ』で、往年のハリウッド女優カレン・ブラックとのデュエットを披露したカリフォルニアのシンガー・ソングライター、キャス・マッコムズ。カレン・ブラックといえば何と言ってもロバート・アルトマン監督の映画『ナッシュヴィル』での名唱が印象深いが、キャスは昨年リリースされた新作『ビッグ・ホイール・アンド・アザーズ』でも再び彼女を招き、結果としてそれがカレンの遺作となった。今年に入ってから公開されたこのビデオはカレンの夫であるスティーブン・エックルベリーが監督したもので、彼女の歌声に併せて、過去の出演作の映像が走馬燈のようにスクリーンに映し出されて行く。その間、キャスはもの言わず俯いてギターを弾くだけ。こんなさよならの仕方もあるのだ。

  • ブルックリンのガールズ・バンド、ヴィヴィアン・ガールズが先日解散を発表したが、メンバーのキックボール・ケイティがロサンゼルスに移住したことも大きかったのだろう。もう彼女たちが一緒に演奏する姿が見られないと思うと寂しいが、解散間際に元メンバーであり、ベスト・コーストにも在籍していたドラマーのアリがバンドに復帰したことは、美しい出来事だった。そんなヴィヴィアン・ガールズのキャシー・ラモーンとのバンド、ベイビーズでの活動でも知られるのが、ウッズのベーシストでもあるケヴィン・モービー。彼もまたブルックリンを離れロサンゼルスに移住しているが、そんな彼がニューヨークを流れる川に捧げたのが、ファースト・ソロ・アルバムのタイトル曲でもあるこのフォーク・ブルースだ。ケヴィン本人と共演しているのは、映画『ドニー・ダーコ』のヒロイン役などで知られる女優のジェナ・マローン。「男と女の間には深くて暗い川がある」(野坂昭如)とは言ったものだが、一体この2人、どういう関係なのだろう?

  • ここまで読んでくれたあなたなら気づいてくれたことだろう。このプレイリストが、男性ミュージシャンと女優のコラボ曲を集めたものだということを(スカイ・フェレイラは正確に言えばモデルだが、“すべての女は女優である”と考えれば、あながち間違いではないはずだ)。そしてすべてのミュージシャンがロサンゼルスをベースに活動していることも付け加えておきたいが、同時にここへ来てネタが尽きてきたことも白状しなければならない。というわけで若干古い曲にはなるが、フリート・フォクシーズのドラマーだったジョシュ・ティルマンがロサンゼルスで始めたプロジェクト、ファーザー・ジョン・ミスティのこの曲をご紹介。ビデオでジョシュの相手役を演じるのは、ベックやブロークン・ソーシャル・シーンがサントラを手掛けた映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』での怪演も記憶に新しい新進女優のオーブリー・プラザ。要するにここ最近、ヒップなアーティストはブルックリンではなくロサンゼルスから出現する傾向にあると言いたかったのだが、全米のコンサート会場で黄色い声援を浴びるこの胡散臭い色男こそが、その先駆けだったのかもしれない。フォーエヴァー! ハリウッド、フォーエヴァー!

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