2022年8月半ばより配信中の〈the sign podcast〉シーズン6、皆さん、楽しんでいただいているでしょうか? 今回は田中宗一郎ではなく豊田圭美さんがホストを務めるエピソードを増やしたり、田中宗一郎が出演せず池城美菜子さん1人で話す『池城美菜子の名盤ライナートーク』という連続シリーズがあったりと、これまでで最も実験的かつ挑戦的なシーズンかもしれません。嬉しいことに、どちらの試みもオーディエンスの皆さんからは好評。ポッドキャストは番組ホストが固定化されているのが一般的ですが、〈the sign podcast〉は一つのポッドキャスト内に複数の番組があるようなプラットフォーム的な展開も試し始めています。もしかしたら、Spotify内の検索対策としてつけた「田中宗一郎」という冠が番組名から取れる日も近いかもしれません。
そんなシーズン6の終盤に差し掛かったところで、大きなイベントがあるのでお知らせです。2022年10月16日(日)、約半年ぶりとなる有観客&有料配信トーク・イベント〈第二回株主総会 5 HOURS〉をNaked Loft Yokohamaにて開催します。
会場観覧チケットと配信チケットは絶賛発売中。会場では食事やお酒を楽しみながら、目の前でトークを体感していただけます。配信チケットをご購入いただいた方は、ライヴ配信終了後、2022年10月23日(日)23:59までアーカイヴ配信をご覧いただくことが可能です。チケットのご購入と詳細はこちらから。
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豪華2本立て! the sign podcast主催イベント
「第二回株主総会 5 HOURS」
~これからの「批評とお金」「観客と発信者」の話~
第一回株主総会に続き、今回も2本立て計5時間という大ボリューム。15:00~17:30のパート1は田中宗一郎がホストを務め、さやわかさんと池城美菜子さんがゲスト、18:00~20:30のパート2は豊田圭美さんがホストを務め、鹿野淳さんと田中宗一郎がゲストという超豪華な布陣です。田中がホストを務めるパートがあったり、豊田さんがホストを務めるパートがあったりするのは、シーズン6との連続性を感じていただけると思います。
今回のイベントのテーマは「これからの『批評とお金』『観客と発信者』の話」。ロフトのスケジュール・ページにも掲載されているイベント概要を、ここにも改めて貼っておきます。
「今現在、メディアや批評家の行動/言論の在り方を大きく規定しているのは、SNS以降に加速度がついたアテンション・エコノミーと、それに紐づいたグーグル・アドセンス的な広告モデルだと言っていい。それによって形成された、いまだ根強い『バズった者勝ち』という価値観は、炎上やキャンセルをはじめとした様々なひずみを生み出し続けている。一方、そんな『数の論理』に対抗する試みとして近年注目を浴びているのは、会員制/サブスクリプションといった少数の熱心な支持者を囲い込む戦略だ。
そんな二項対立の図式が出来上がる中、2021年7月に開始されたthe sign podcastは、そのどちらとも違うオルタナティヴを模索する試みとしても始まった。メディアを媒介とした開かれたコミュニティの理想的な在り方にはどのような形があり得るのか? そこにおけるメディアと批評家の収益の分配や著作権の扱いはどうあるべきなのか? あるいは、発信者に求められる役割と倫理とは? メディア産業の第一線で活躍するライター/編集者/経営者を登壇者に迎え、これからの批評とお金の関係、そしてそこで求められるシステムと倫理について考える。」
メディアとオーディエンスの間での新たなエコシステムの在り方を模索し、そこにおいて求められる倫理について考える――これは〈the sign podcast〉立ち上げ当初からの重要な理念です。株主総会では〈the sign podcast〉がこの理念に立脚していることに改めて立ち返りつつ、これからの「批評とお金」や「観客と発信者」の在り方について話していきたい。そんな風に考えています。
〈the sign podcast〉の立ち上げにあたって、私たちがどのようなことを考えていたかは、ローンチ時にアップしたこちらの記事にも書いてあります。改めてどうぞ。
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完全DIYによるポッドキャスト番組
〈the sign podcast〉を始めます。新たな
試みにあたって、サポートのお願いです
前回の株主総会のときもお伝えしましたが、是非イベント自体を〈the sign podcast〉というプロジェクトに対するドネーションの機会だと捉え、チケットを購入していただけると幸いです。もちろん今回もイベント中に、チケット購入者=〈the sign podcast〉を支えて下さっている「株主」の皆さんに対して、ここ半年の収支報告も行います。
株主総会開催までに後一週間弱。では皆さん、会場/配信にてお会いしましょう。