SIGN OF THE DAY

スフィアン・スティーヴンス最新作と、
The Sign Book Vol.4の配信がスタート!
岡村詩野氏による決定版インタヴュー8千字
+CDと同内容のライナー2500字を収録!
by YOSHIHARU KOBAYASHI April 01, 2015
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スフィアン・スティーヴンス最新作と、<br />
The Sign Book Vol.4の配信がスタート!<br />
岡村詩野氏による決定版インタヴュー8千字<br />
+CDと同内容のライナー2500字を収録!

昨年8月に第一弾が発売された〈サイン・ブック〉ですが、不定期刊行ながら早くも第四弾が登場! 今回は、スフィアン・スティーヴンスの最新作『キャリー・アンド・ローウェル』のハイレゾ音源とのセット/バラ売りでのリリースです。

その内容は、日本盤CDと同内容のライナー2500文字(ヒルトン・アルスによる解説の翻訳)と、岡村詩野氏によるインタヴュー8000文字。インタヴューは〈スヌーザー〉2008年6月号に掲載されたもので、スフィアンにとって重要なテーマである「アメリカ」の文化的背景を絡めながらそのアーティスト像を浮き彫りにしていく、まさに決定版です。7年も前のものですが、まったく色褪せることなく、今もスフィアンという作家を理解する上でもっとも重要なインタヴューだと断言できます。もともと日本語で読めるインタヴューが少ない彼ですが、その中でもまず読んでおきたいテキストだと言えるでしょう。

そして勿論、すでに各所で騒がれているように『キャリー・アンド・ローウェル』は素晴らしい作品です。傑作、と言って差し支えないでしょう。間違いなく今すぐ手に入れておくべきアルバムですが、まずは何曲か聴いてみたいという人は、リード・トラックとして発表された以下のトラックをどうぞ。

Sufjan Stevens / No Shade in the Shadow of the Cross

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Sufjan Stevens / Should Have Known Better

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では最後に、ハイレゾ音源と〈サイン・ブック〉のセット、〈サイン・ブック〉単体の購入リンクを貼り付けておきます。この第四弾は一年間の限定配信(2016年3月31日まで)となっていますので、欲しいと思ったら忘れないうちの購入をおすすめします。また、第一弾のスプーンの時と同じく、リンクの下には〈サイン・ブック〉に収録されている決定版インタヴューの「質問だけ」を貼り付けておきますので、そちらもご購入の参考にどうぞ!


『キャリー・アンド・ローウェル』のハイレゾ音源と〈The Sign Book Vol.4〉の購入リンクはこちら。

〈The Sign Book Vol.4〉単体の購入リンクはこちら。




●東京では、今回の来日公演の時期、「今日はスフィアンのライヴに行き、翌日はルーファス・ウェインライトのライヴに行く」というスケジュールで動いていたファンが多かったのですが……。

●いや、あなたの音楽もルーファスの音楽も妄想や想像力のようなものを巡らせて音楽に向かいつつ、そこにリアリズムを描くという意味で共通していると思うんですよ。ファンタジックな世界とリアリズムをうまく摺り合わせた形で音楽に向かっている、というか。

●例えば、ニルヴァーナが登場したあたりからしばらくはアメリカの現実的な暗部を描くバンドやアーティストが増えていました。あなたの音楽の在り方はそういうものと対峙したところに成立している印象もあるんです。

●例えば、『ミシガン』の1曲目「フリント」は、まさにミシガン州のフリントという都市名をそのままタイトルにあしらった曲ですが、あの曲で描かれているのは、それこそかつてカート・コバーンが描いたような、あるいはブルース・スプリングスティーンが『ネブラスカ』で描いたようなローカル・タウンのダークサイドを象徴した曲ですよね。にも関わらず、とてもファンタジックでどちらかといえばすごくドリーミーなサウンドに仕上がっています。これはそうしたファンタジーをポップ・ミュージックの中で伝えていく使命感のようなものを感じているからなのでしょうか?

●映画監督のマイケル・ムーアもフリントの闇の部分を『ボウリング・フォー・コロンバイン』で描いていますが、ああいう手法についてはどう思っています?

●『ミシガン』であなたはご自分でライナーノーツを書いていますが、そこで「世の中に正義を訴えるのは僕らの仕事であろうか?」と自問自答した上で「答えはイエスだ」と断言していますよね。

●あなたが生まれたデトロイトのあるミシガンはとりわけ多民族の集合体で、ドイツ系、アフリカン・アメリカン、アイリッシュ系、アングロサクソン系、ポーランド系と様々な人種が入り乱れていますが、あなた自身もそうした複数の民族性を意識して育ってきたのですか。

●(質問への答えを受けて)にも関わらず、これだけ愛情を持ってミシガンやイリノイについての作品を作れる、しかもこれだけファンタジックな作品に仕上げられる、この心理背景とはどういうものなのでしょう?

●中西部五大湖周辺の街はひところは工業によって栄えたものの、結局は東海岸と西海岸にとってかわられてしまいました。「東や西には負けるまい」という中西部出身者の誇りは単純に音楽を作る上でも大きな動機としてありますか?

●あなたはステージで羽をつけて演奏する時がありますが、あれは勿論虫や鳥に対する擬人化の手法なわけですよね。単純に人間の存在の小ささや儚さっていうものを意図的に描いているようにも感じ、デトロイトもニューヨークもないだろう、しょせんは地球上の中のただの一つの町に過ぎないだろう、と言っているようにも感じますが、ああした諧謔的な衣装の最終的な意図はどういうところにあるのですか?

●それでは最後の質問です。今からミシガン出身の有名人を挙げるので、直感的に「ヒーロー」だと思える人を一人選んでください。マドンナ、マジック・ジョンソン、ビリー・デュラント(GM創始者)、マイケル・ムーア、そしてイギー・ポップ。


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