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  • Busy Earnin' Jungle by AKIHIRO AOYAMA March 15, 2014 1
  • FKA x inc. FKA twigs & inc. by AKIHIRO AOYAMA March 15, 2014 2
  • Hero Frank Ocean + Mick Jones + Paul Simonon + Diplo by AKIHIRO AOYAMA March 15, 2014 3
  • Cucurucu Nick Mulvey by AKIHIRO AOYAMA March 15, 2014 4
  • Our Time Lily Allen by AKIHIRO AOYAMA March 15, 2014 5
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    全く素性不明のまま発表された“プラトーン”と“ザ・ヒート”の2曲によって、本国イギリスだけでなくアメリカをはじめとする他国でも話題の存在となったジャングル。あれよあれよという間に〈XLレコーディングス〉と契約し、今年のフジ・ロックにも出演が決定と、目が離せないことになりつつある彼らの、〈XL〉からの初シングルがこの曲。これまでの2曲がハウスやガラージといったクラブ・ミュージックのフィーリングを感じさせたのに対し、この曲はもっとディスコやファンク寄りで、アース・ウィンド&ファイアーなんかの名前を出したくなるくらいポップでファンキーでソウルフル。相変わらず「ダンス」にこだわったヴィデオもお金かかってないのに最高です。

  • ジャマイカとスパニッシュの血をひくエキゾチックなルックスにゴーストリーな歌声を持ち、アルカがプロデュースした先鋭的な『EP2』によって世界中の音楽ファンにその名を知らしめたFKAトゥウィグスことタリア・バーネット。彼女が発表した新曲は、昨年〈4AD〉からデビュー・アルバムをリリースしたLAを拠点とする兄弟R&Bデュオ=インクとの連名での1曲。アルカは参加しておらず、FKAトゥウィグスとインクが全てを手掛けているため、斬新なビート・プロダクションよりもダークでアンニュイなムードが強調されたR&Bソングとなっている。今年で言えば、インクとレーベルメイトになったソンやバンクスらとも共振するような方向性でもあり、2組によるヴォーカル・パフォーマンスの絡みが曲調にも合っていて、とても官能的でセクシー。

  • ここ数年の間、忘れた頃に届けられる音楽ファンにとってのサプライズ・ギフトみたいになっているコンバース主宰の「スリー・アーティスツ、ワン・ソング」シリーズ。これまでにも、「ジュリアン・カサブランカス+ファレル+サンティゴールド」や「ベスト・コースト+ロスタム・バトマングリ+キッド・カディ」、「ゴリラズ+ジェームス・マーフィー+アンドレ3000」と、ジャンルごちゃ混ぜのコラボレーション・ソングが届けられてきましたが、今回はザ・クラッシュの2人とディプロ、そして新作の発表が待ち遠しいフランク・オーシャンがコラボしています。カリブやジャマイカ等の中南米音楽を下敷きに、ディプロが現代っぽいプロダクションを加味した結果、ちょっとゴリラズみたいな仕上がりになっているのが面白い。これまでのシリーズ楽曲と同様、フリー・ダウンロードできます。

  • BBCサウンド・オブ・2014のロングリストにも選出されていたロンドンの新鋭シンガーソングライター、ニック・マルヴェイによるデビュー曲。新人とは言っても、実はこの人、以前組んでいたプログレッシヴ・ジャズ・バンド=ポルティコ・カルテットでマーキュリー・プライズにノミネートされた経験を持つアーティスト。そのバンドでは、ハングと呼ばれるスティール・パンにも似た新しい打楽器を主に担当していましたが、ソロ・キャリアではフォーキーな音楽性へと変貌しています。彼自身は影響を受けたアーティストとしてローラ・マーリングを挙げていますが、彼の音楽性自体はローラのような張り詰めたフォークというよりも、マイケル・キワヌカに通じるソウル風味や、サーフ・ロック風なオーガニック感も持ち合わせたもの。日々の暮らしにふと疲れを感じたら、試しに聴いてみて下さいな。

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    アルバムのリリース日も5月7日に決まり、タイトルやトラック・リストも続々と公開され始めて、5年振りとなる音楽シーンへの本格的カムバックに向けていよいよ盛り上がってきた……と思っていたら、先日「リリー・アレンが新曲を“ゴミ”呼ばわりする」というニュースが。この話、ツイッター上で一般人による「リリー・アレンの新曲は実際のところ、安直なポップのゴミだ」との声に返信したもので、もっと良いモノもあるのにレーベルやラジオ局がプレイしようとしない、とも発言。それを受けて最新シングルを聴いてみると……、確かに音楽的にはあまり面白味のないミドル・バラードでした。ただ、この曲の前に発表した“エア・バルーン”はキャッチーで良い出来だったし、この曲も、夜遊び帰りの色んな女子キャラクターをリリーが演じているヴィデオ込みで見れば面白い。カニエの新作をもじった『シーザス』というアルバム・タイトルにしても、痛快な言葉の切れ味を見せるリリシストとしての才能はいまだに全く錆びついていないと思うので、とりあえず新作を楽しみに待ちたい。

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