SIGN OF THE DAY

北は札幌、南は沖縄まで全国11都市を縦断。
ディアフーフのジャパン・ツアーに各会場
1組2名様をご招待!ゲストもすごいよー
by SOICHIRO TANAKA November 21, 2014
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北は札幌、南は沖縄まで全国11都市を縦断。<br />
ディアフーフのジャパン・ツアーに各会場<br />
1組2名様をご招待!ゲストもすごいよー

「お、チケット・プレゼントか?! ちょっと見てみるかな」と思ったあなた、いきなりこんな長文ですいません。楽しみにしてた、くるりの『THE PIER』買ったら、何だよ、これ! いきなりメルヴィルの『白鯨』の引用から始まるとんでもないライナーノーツがついてきた! というほどじゃないでしょ、きっと。なので、ちょっとお暇なら、読んでみて下さい。朝いきなりクラウドにあがってたU2の最新作でも試しに聴いてみる気分で。と、さらに敵を増やす、と。

いや、この数年、海外アーティストたちの単独ギグって、すっかり少なくなってしまいましたね! という話。あったとしても、東京、大阪のみ。あるいは、東京公演という場合も少なくない。「なんだよ、FKAツイッグスも東京だけかよ!」といった声がまたぞろ聞こえてきそうだ。勿論、この書き手の心の声もこっそりそんな風につぶやいてはいる。でも、まあ、仕方ない、招聘というのもビジネスですから、と感じてしまっている。それが現状でしょうか。

こんな風になった原因と理由はあなたもご存知の通り。この島国じゃ、おそらくこの100年の間で、海外の音楽に対する認知と理解と人気がもっとも低くなったのが「今」だから。ホントに? まあ、生まれて初めて生で観た海外アーティストが7歳の時、1970年大阪万博会場でのセルジオ・メンデスだった、という老害の戯言だと思ってもらっても構いません。ただ、件のU2最新作がいきなりクラウドにアップされるという事件が起こった際に、U2って誰? という反応がもっとも感情的な部分で巻き起こったのは、間違いなく、この、美しい国ニッポンでしょう。いきなり土足で乗り込まれた云々はまた別な話。オバマは安倍には会ってくれなくても、ボノには仕方なく会うんですから、さすがにU2=一般常識の範疇でしょう。あ、もしかして、オバマが誰かも、安倍が誰かもわかんねーのか! いずれにせよ、無知というのは必ず不安を生み出し、時としてそれが感情的な暴力に発展するというのは、世界中のレイシストの皆さんの姿を眺めるまでもありません。と、余計な飛躍。

そう、海外アーティストたちの単独ギグが減っているという話でした。もしかすると、1997年に〈フジ・ロック〉、2000年に〈サマーソニック〉という海外アーティスト中心の大型イヴェントが始まって以来、海外アーティストを招聘するイヴェンターにとっても中規模~大型のイヴェントの成否が何よりも重要になってきている、あるいは、そうした大型イヴェントを軸にして、海外アーティスト/エージェンシーとの関係を築かざるをえなくなってきていることも、単独ギグの減少には関係しているかもしれません。

しかも、かつてのように単独ギグでまず認知を拡げ、大型イヴェントの大舞台の演奏でさらにそれを拡げ、より規模の大きな単独ギグに繋げる、といったシナジー効果を狙ったケースも年々減ってきている。単独ギグが減り、そうなると、大型イヴェントの集客にも繋がらず、当然のことながら、その後の単独ギグという計画はお蔵入りになってしまう。鶏が先か卵が先か。しかし、こうなると、もう完全にダウン・スパイラル。トレント・レズナーもびっくりだ。

実際のところ、〈フジ・ロック〉にしても、〈サマーソニック〉にしても、〈ホステス・クラブ・ウィークエンダー〉にしても、アジア諸国でのギグと組み合わせることで、なんとかこの島国に海外アクトを招聘しようと必死になっているのが現状なのです。欧米のアクトからしても、アジア諸国でのギグがいくつかブッキング出来るなら、例のナチスみたいな政党が政権を牛耳っている国にもついでに寄ってみるか、そんな認識になっているようです。と、少し盛ってみました。

そんなわけで、あなたや私が海外アーティストの単独ギグを楽しむという機会は年々減り続け、当然のこと、彼らの認知と人気も目減りし続け、気がつけば、90年代半ばには一度すっかり死に絶えたはずの「邦楽」「洋楽」なんていう、この島国にしか存在しない、百害あって一利なしの言葉がまたぞろ使われるという惨状にさらに拍車をかけることになっている、というわけです。そりゃあ、『サインマグ』の読者も都市圏に集中しちゃうはずだよ。と、自虐なのか、嫌みなのかわからない余計な言葉も出てしまうというもの。

だが、文化的に見れば、これはかなりおかしな話だ。いまだ文化的鎖国を決め込み、ガラパゴス化したポップ音楽を国内向け市場の要請によって量産しているメインストリームのロック/ポップ音楽の世界ならいざ知らず、ここ数年の内に、欧米に限らず、海外のアーティストたちが生み出すポップ音楽と、この島国のインディ・アーティストが生み出す音楽(と限定すると、岸田繁に怒られる)は、明らかに響きあい、国境を越えて、地続きになってきている。と同時に、そうした中で、本当の意味での「日本らしさ」を獲得しようとしている。そう、文化的には今、この島国のポップ音楽は明らかにとんでもない成長期を迎えています。となれば、いわゆる大型イヴェントだけでなく、もっと海外アクトと日本のアクトが交じり合う現場を観たい、それよりも何よりも海外インディ・アクトがこの島国で単独でツアーする現場に足を運びたいじゃないですか。

でも、例えば、Seiho率いる大阪の〈デイ・トリッパー〉とグラスゴーの〈ラッキー・ミー〉みたく、相互交流によって、それぞれを招いたりと、新たな動きがあるじゃない? という意見もある。その通り、実に理想的。そういったことが次々と起こるべきでしょう。ただやはり、クラブ系アクトの場合は比較的身軽なのに対し、これがバンドとなると、メンバー含め、多人数のスタッフが海を越えて移動することが必要になってしまうため、より単独ギグの実現が困難なのです。と、ネガティヴな話のオンパレードだな!

それゆえ、この2014年に「洋楽アーティスト」という言葉が何かしら定義出来るとするなら、「渡航費がかかってしまうことで、なかなかこの島国で演奏することが困難なアクト」、あるいは、「この島国と海外との間で認知と人気の格差が起こってしまったりすると(というか、大概の場合、そうなんですが)、本国でギャラが高騰してしまい、二度とこの島国では観ることの出来ない可能性のあるアクト」ということになるかもしれません。これ、勿論、かなり嫌みな書き方ですが、かなり真実ですよん♡。

こうしたダウン・スパイラルを断ち切るための最大の鍵を握っているのは、誰か。と言えば、リスクを恐れず、勇敢な招聘を企画するイヴェンターの英断であり、何よりも、それを支えるオーディエンスの存在なのは言うまでもありません。別にどこかにビッグ・ブラザーがいるわけじゃない。だからこそ、こうした状況を少しでも好転させるためには、市井の人々の力が何よりもモノを言うのです。なので、東京近郊の皆さん、お願いします。来年1月22日のFKAツイッグスの初来日公演には大集合ってことで。イヴェンターさんに「FKAツイッグス、よんで下さい!」って、『サインマグ』編集長が直談判したんだから。と、これも余計な話。

でも、「そもそも地方にいる俺たちには関係ない話だよ! 東京のやつらに言ってくれ!」という意見もあるだろう。というわけで、ようやく本題です。

12月2日から、ディアフーフが日本縦断ツアーを敢行します。東京、大阪、名古屋は勿論のこと、松本、静岡、京都、岡山、福岡、那覇、札幌、仙台と、完全日本縦断。しかも、各地で日本のアクトをサポート・ゲストで迎えるという。なるほど納得! な組み合わせもあれば、?! という組み合わせもありつつ、いや、理想的でしょ、これ。

ざっと挙げるだけでも、ミツメ、Buffalo Daughter、シャムキャッツ、ゆるめるモ!with JOJO広重&箱庭、ORGE YOU ASSHOLE、ZAZEN BOYSなどなど。folk enoughを筆頭に地元のシーンに根ざしたバンドがブッキングされているのも嬉しいところ。このツアーが成功すれば、同じようなプランもいくつも立ち上がってくることになるはずです。これまで以上に。

なので、『サインマグ』としては主催者側にわがままを行って、招待枠を作ってもらいました。全国の各会場、1組2名様ではありますが、チケットをプレゼントさせていただきます。

東京公演に関しては初日公演のみのプレゼントになりますが、他にも2公演あります。今回のプレゼントに外れた方は是非そちらに足を運んで下さい。全体の公演詳細はこちらから。

http://deerhoofjp.tumblr.com/tour

応募方法は、 @thesignvoiceのアカウントをフォローして、希望の公演の応募用ツイートをリツイートするだけです。どしどしリツイートして下さい。ちょっと検索すれば、あなたの街にも自分と近い音楽的なテイストを持った、まだ出会っていない友人を発見出来るかもしれません。特に地方の皆さん、よろしくお願いします。時代を動かすのはいつだって市井の人々のネットワークですからね。

では、彼らの最新作『La Isla Bonita』から3曲、そして、今年3月のベルギーで行われたライヴのフル映像を貼っておきます。これだけでもキャリア20年を迎えた彼らのサウンドの振幅を確認してもらえると思います。是非チェックして下さい。

Deerhoof / Exit Only

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Deerhoof / Paradise Girls

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Deerhoof / Mirror Monster

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Deerhoof / Full Concert 09/03/2014




【チケット・プレゼント】
〈ディアフーフ・ジャパン・ツアー2014〉に『サインマグ』読者をご招待! 応募方法は、ツイッターの@thesignvoiceをフォローし、ご希望される公演の応募用ツイートをリツイートするだけ!

【締切】
各公演の開催日5日前の23:59

【当選者発表】
ご当選された方には、締め切り後にツイッターのダイレクト・メッセージ(DM)にてご連絡差し上げます。なお、DM送信後、2日以内にご返信いただけない場合は、当選を無効とさせていただきます。あらかじめご了承ください。

【注意事項】
・期間中、元の文章を含めた形で当該のツイートをリツイートした方が対象となります。
・当日は関係者窓口でのゲストリスト対応となります。必ず身分証明書をご持参下さい。



>>>東京公演
Buffalo Daughter、ゆるめるモ!with JOJO広重&箱庭の室内楽をゲストに迎えたディアフーフの来日公演(12/2、東京UNIT)に1組2名様をご招待!
*こちらの募集は締切ました。


>>>名古屋公演
eastern youthをゲストに迎えたディアフーフの来日公演(12/4、名古屋APOLLO BASE)に1組2名様をご招待!ご応募はこちらから!
*こちらの募集は締切ました。


>>>松本公演
ZAZEN BOYSをゲストに迎えたディアフーフの来日公演(12/5、松本ALECX)に1組2名様をご招待!ご応募はこちらから!
*こちらの募集は締切ました。


>>>静岡公演
ミツメ、herpianoをゲストに迎えたディアフーフの来日公演(12/6、静岡Freakyshow)に1組2名様をご招待!ご応募はこちらから!
*こちらの募集は締切ました。


>>>大阪公演
group_inou、Wedanceをゲストに迎えたディアフーフの来日公演(12/8、大阪Shangri-La)に1組2名様をご招待!ご応募はこちらから!
*こちらの募集は締切ました。


>>>京都公演
シャムキャッツをゲストに迎えたディアフーフの来日公演(12/9、京都 磔磔)に1組2名様をご招待!ご応募はこちらから!
*こちらの募集は締切ました。


>>>岡山公演
オシリペンペンズ、ロンリーをゲストに迎えたディアフーフの来日公演(12/10、岡山PEPPERLAND)に1組2名様をご招待!ご応募はこちらから!
*こちらの募集は締切ました。


>>>福岡公演
folk enough、EXTRUDERS、Hearsays、the perfect meをゲストに迎えたディアフーフの来日公演(12/12、福岡INSA)に1組2名様をご招待!ご応募はこちらから!
*こちらの募集は締切ました。


>>>那覇公演
RITTO、tea、Funnynoiseをゲストに迎えたディアフーフの来日公演(12/13、那覇Output)に1組2名様をご招待!ご応募はこちらから!
*こちらの募集は締切ました。


>>>札幌公演
Phew、Olololop+MCしりアスをゲストに迎えたディアフーフの来日公演(12/18、札幌Sound Lab mole)に1組2名様をご招待!ご応募はこちらから!
*こちらの募集は締切ました。


>>>仙台公演
ORGE YOU ASSHOLEをゲストに迎えたディアフーフの来日公演(12/19、仙台 PARK SQUARE)に1組2名様をご招待!ご応募はこちらから!
*こちらの募集は締切ました。


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