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  • 4 Degrees ANOHNI by YUYA WATANABE December 19, 2015 1
  • Borders M.I.A. by YUYA WATANABE December 19, 2015 2
  • La Luna feat. Moxie Raia Donnie Trumpet by YUYA WATANABE December 19, 2015 3
  • Somewhere In Paradise feat. Jeremih & R. Kelly Chance The Rapper by YUYA WATANABE December 19, 2015 4
  • Smile More Syd tha Kyd by YUYA WATANABE December 19, 2015 5
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    気候研究機関、クライメート・セントラルの報告によると、地球の平均気温は今世紀中に摂氏4度ほど上昇するおそれがあるという。「たかが4度」。フル・オーケストラと歪んだインダストリアル・ビートを背景に、アントニー・ヘガティは何度もそう繰り返し、我々がこの環境変動の共犯者であるという真実を、ここに突きつける。アントニー本人いわく、「過去に自分が手がけてきた作品とはまったく異なる、ダンサブルで実験的なエレクトロニック・レコード」だという、ハドソン・モホークとワンオートリックス・ポイント・ネヴァーを共同プロデューサーに迎えたアルバム『ホープレスネス』。その作品のシリアスなテーマを予告するような、戦慄の1stシングルだ。ちなみにアントニーをフィーチャーしたハドソン・モホーク“インディアン・ステップス”のMVも最近になって公開されたので、こちらもアノーニの伏線として、改めてチェックしてほしい。

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    みずから監督し、コートジボワールで撮影したというこのMVについて、M.I.A.ことマヤ・アルプラガサムは「叔父のバラに捧げる」とツイートしている。つまり、イギリスに移住した最初のタミル系スリランカ人であるバラは最大のロール・モデルであり、自分はその功績の足元にも及ばないのだ、と。11月のパリ同時多発テロ以降、難民の受け入れをめぐる論争がますます混乱しているなかで公開されたこの曲で、マヤはボート難民たちの現状については勿論、政治や宗教、あるいは白人警官の発砲事件に象徴されるような人種間の“ボーダー”についても「どうなってんのよ?」と糾弾。11歳でスリランカから渡英した当事者としての視点をもつマヤにとって、これらは今にして始まったものではなく、デビュー時から常に取り上げてきたテーマであり、不穏なシークエンスとスカスカのバングラ・ビートもふくめ、M.I.A.のキャリアを濃縮したものがこの1曲には込められている。

  • 2015年に大傑作『サーフ』を発表したドニー・トランペット&ザ・ソーシャル・エクスペリメントのリーダーが、フランク・シナトラの誕生日を記念してジャズのスタンダード・ナンバー“フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン”をカヴァー。ヴォーカルを担当しているのは、スティーヴ・アオキとの共演などで知られるニューヨークの女性シンガー=モキシー・ライアで、メインとなるメロディー・ラインをラジオ・エディットした声が輪唱してくる、エコー・ソング風のヴォーカル・アレンジが素晴らしい。スタンダードなポップスへの憧憬を感じさせる選曲もさることながら、『サーフ』でもゴスペルを思わせる荘厳なハーモニーを展開させていたドニー。彼のヴォーカル・ミュージックに対する意識の高さを改めて思い知らされるような1曲だ。

  • おなじくソーシャル・エクスペリメントの中心メンバーであるチャンス・ザ・ラッパーも、ジェレミとR・ケリーをフィーチャーした新曲をドロップ。プロデュースはピュリティ・リングのコリン・ロディック(!)がソーシャル・エクスペリメントと共同で行っているようだ。時折フィルターが被さるシンセの柔らかな3音と歯切れ良いクラップをループさせながら、3者がマイクをまわしていくシンプルな構成で押し切るのかと思いきや、2分56秒あたりから一気にサウンドがビルド・アップ。ブラスと女性コーラスが加わって、R・ケリーが担当するフックを劇的に演出していく展開で、思わず涙腺決壊。というか、これを聴いちゃうと、この先にはチャンス・ザ・ラッパー&ザ・ソーシャル・エクスペリメントのアルバムが控えているはずだと期待せずにはいられない。ということで、来年もホント楽しみにしてます!

  • そんな2016年最初のお楽しみといえば、1月に行われるジ・インターネットの来日公演がとにかく待ち遠しいんだが、そんな気持ちをさらに煽ってくるような1曲がさりげなくリリース。シド・ザ・キッドのソロとして発表されたこの曲は、ドラム・ループにエレピのクールな音色を重ねただけの、シンプル極まりない演奏によるもの。いわばシドがバンドに持ち込む前に用意した、デモ・トラックのような手触りなんだけど、そこにシドのささやくような歌声が加わると、それだけで妙に洗練された仕上がりに聞こえてしまうんだから、本当にこの人は罪な歌い手さんです。さらに、ジ・インターネットからはベーシストのパトリック・ペイジ2世もソロ・アルバムを無料でリリース。こちらも、バンド編成となったジ・インターネットの要はこの人だってことが非常によくわかる1枚なので、来日公演に駆けつける方は必聴。ちなみにパトリックは、前述したドニー・トランペット&ザ・ソーシャル・エクスペリメント『サーフ』の代表曲“サンデイ・キャンディ”にも参加しています。

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