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  • Cleopatra The Lumineers by MASAAKI KOBAYASHI July 27, 2016 1
  • The Missing Cassius feat.Ryan Tedder, Jaw by MASAAKI KOBAYASHI July 27, 2016 2
  • John Muir Schoolboy Q by MASAAKI KOBAYASHI July 27, 2016 3
  • I Went Too Far Aurora by MASAAKI KOBAYASHI July 27, 2016 4
  • Wannabe (remake) Spice Girls by MASAAKI KOBAYASHI July 27, 2016 5
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    ルミニアーズのヴォーカリスト、ウェスによれば、この曲の歌詞そのものが、ジョージア(東ヨーロッパの国のほう)で出会ったタクシー・ドライバーから聞いた話から生まれたのだという。それで、このMVは、女性タクシー・ドライバーがミラー越しに様々な人たちの人生の一端を垣間見てきた、的なものなのね、と、ちょっと見、思うかもしれない。ただ、初見で引っかかったが、一番最初にタクシーに乗ってくる妊婦さんが快活そうなのに、左の頬に赤い線を短く引いたような傷があることだった。この後、親子恋人同士男性女性様々な客がこのタクシーに乗る。そして、彼女は息子を乗せる、親子水入らずの場面を経て、息子を送っていった先は、どうやら、自分の別れた夫の家であるようだ。このMVが(意外に)凝っているのは、ショットによっては、(ホントに微かではあるが)乗ってくる他のどの女性客の顔にも、左の頬に同様の傷があるのだ。そして、この運転手にも。その傷は、彼女たちに共通の心の傷なのか、それとも、実際の傷なのか。それでも、彼女(たち)は、前を向いて生きてゆく。「これには間に合うし、あれにも間に合う、愛のある人生に、まだ間に合う。ひとりぼっちで死んでも、ひとりぼっちで死んだ時、そこからが始まりだ」哀しみを湛えたポジティヴな一節で曲は終わる。

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    インタラクティヴMVは公式サイトで視聴可能

    http://cassiusthemissing.com/#!/video

    ファレルとチャス・ジャンケルとワム! のイイとこどりみたいな曲のインタラクティヴなMV。「恋人達をクリックして新しいカップル」を作ろう、とご丁寧に日本語で表示される通り、男女問わず、画面上に出てくる恋人たちなら、その誰にでもマウスをあわせて、クリックするだけで、男女問わず別の人に替わる、という趣向のもの。その結果、誕生するのは、同性カップルか、異性カップルなのかは、試してみてのお楽しみ。世界で初めて同性結婚が認められてから、15年が経過しているし、インタラクティヴな映像表現や映像ソフトはそれ以前から存在していたものの、その当時に、こうした、同性、異性に全く関わらず、映像ソフトのほうで任意にカップルを作ってしまうアイデアそのもの、つまり、誰でもカップルになれる自由は、どう扱われていたのだろうか。ちなみに、このヴィデオを撮ったのは、ファレルの24時間MVという、これまたアイデア勝負のプロジェクトを手がけていたウィ・アー・フロム・LA。

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    ビョークの過去一年間に発表されてきた映像作品は勿論、ここで、前回取り上げたジャズ・カーティエのMVへと連なるVR方式のMVは、自由が利く能動的なPOVが意図されている。一方、このスクールボーイQのMVでは、POVが強制されてしまっている。ストリートの現実から目を逸らすな、と言いたげだ(勿論、演出が施されているわけだが)。こうした意気込み(試み)は、例えば、このMVの撮影されたのと比較的近い地域を舞台にした映画『エンド・オブ・ウォッチ』の場合、「堪え性のなさ」ゆえに非常に中途半端な結果だった。それを考えると、この手法が有効なのは、MV程度の長さが限界なのだろうか。また、リリックのほうでは、話者(MV中にはわずか5秒しか登場しないスクールボーイQ)は、せいぜい歩行者の速さでしか動いていないようだが、そこで触れられるストリートな来歴(様々な逸話)のノリをテンポ良く伝える上でも、この映像スタイルで成功だったのかもしれない。

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    現実から逃避するのか、現実に立ち向かうのか、現在20歳のオーロラならずとも、頭を悩ませる問題だ。どちらの立場をとるのも、自分次第だ。このMVでは、水面から空にまっすぐに伸びた梯子を使うだけで、その葛藤がスリリングに描かれている。現実から逃避する自分と、現実に立ち向かう自分が、梯子の両面で、顔を合わさず、すれ違う瞬間に、それが顕著だ。しかも、ここでは「二人の」自分の立場からは、どちらを選んでも、梯子を降りるのではなく、登ることになっている、というアイデアもよく考えられている。ちなみに、これを撮ったのは、シガー・ロスの一連のMVを手がけてきたアルニ&キンスキー。

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    ボリウッド女優ジャクリーン・フェルナンデスと、ロンドンのR&Bトリオ、M.O.による、このリメイクを観せつけられると、“ワナビー”で登場したスパイス・ガールズ人気を通じて、ガール・パワーという言葉が広く知られるようになって、もう20年も経ったのか、という感慨と共に、主にポップ・カルチャー方面では使われ続けているこの言葉も、現実の少女たちの日々の社会生活の面では、そこまで強力にはアピールされてこなかったのでは、という思いを強くしてしまった。ビヨンセが、いくら“ラン・ザ・ワールド(ガールズ)”とスタジアムで大観衆に呼びかけたところで、このMVでアピールされている、女子への暴力、女子への質の高い教育、幼児婚、同一労働同一賃金問題には直結しなかったことが今さらながらに思い出されるし、それだけ、このMVというか、国連のこのキャンペーンは意義深い。また、“ワナビー”のリリースから20年を経て、ようやく、この曲が「ガール・パワー」と本当に結びついたとも言える。

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