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  • The Answer Savages by AKIHIRO AOYAMA October 23, 2015 1
  • Ch-Ching Chairlift by AKIHIRO AOYAMA October 23, 2015 2
  • Caroline Royal Headache by AKIHIRO AOYAMA October 23, 2015 3
  • Sharpness Jamie Woon by AKIHIRO AOYAMA October 23, 2015 4
  • What Do You Mean? Justin Bieber by AKIHIRO AOYAMA October 23, 2015 5
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    ロック・ミュージックの今の気分が「ラウド」と「エクスペリメンタル」なんだとすれば、サヴェージズ待望の新曲はまさにジャストな出来映えと言えるだろう。ささくれだったギター・リフとタイトなドラムが暴風のように荒れ狂う中、「愛が答え」と何度も繰り返すジェニー・ベスの圧倒的なカリスマ性に、体中の血液が沸騰していくのを感じる。“スメルズ・ライク・ティーン・スピリット”を髣髴させる、バンドの演奏とオーディエンスの熱狂を捉えたヴィデオの内容も、シンプルながらとにかく熱い。クールなポストパンクとモノクロの地下世界のイメージを払拭し、熱く滾るような新しいサヴェージズ像を焼き付けた、鮮烈なカムバック・トラックだ。

  • 2008年のデビュー当時には、ヴァンパイア・ウィークエンドやMGMTらの登場で盛り上がるNYインディの中でもいささか地味な存在に見えたチェアリフト。だが、それから時が経ち、今彼らはアンダーグラウンドとメインストリームが交錯する時代のど真ん中にいる。チェアリフトと言えば、ヴォーカリスト=キャロライン・ポラチェクのビヨンセやブラッド・オレンジの作品への参加も記憶に新しいが、最新作のリード・トラックはその経験も活かされたと思しき、インディ×R&Bの今を象徴するような1曲。トラップ風のビートやオリエンタルなフックに彼ららしい捻りを感じさせつつも、全体のプロダクションは抜群にポップにまとまっている。

  • ここ2ヵ月間、このバンドの最新作『ハイ』を飽きもせずリピートし続けている。ステージに観客を上げ過ぎて警察沙汰になるなど、地元シドニーでは既にカルト・ヒーロー化している様子の4人組。リプレイスメンツ等を思わせる、何の変哲もないロックから立ち上がる人間臭いロマンティシズム。その発信源であるヴォーカリストのショーグン(何て名前だよ!)は、ロックに人生を狂わされ気づけば30代になっていた、いかにも社会不適合者的なダメ人間。だがそれ故に、猛烈に愛さずにはいられない魅力を放っている。バックの3人がショーグンと比べると一回りくらい若い、今風の若者なのも泣けるな。

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    ジェイムス・ブレイクと並ぶ「ポスト・ダブステップ時代のシンガー・ソングライター」と目されていたデビュー・アルバムの発表から4年。その間、ディスクロージャー、バンクスらとのコラボで度々名前は目にしていたものの、話題性ではジェイムス・ブレイクに大きく水をあけられた感もあるジェイミー・ウーンだが、ようやく2作目が発表間近に。このリード・トラックは、スティーヴィー・ワンダーからの影響が色濃い、クラシカルな佇まいのソウル/ファンク。新作は、すっかり古臭くなったポスト・ダブステップ云々の肩書からは大きく離れ、音の尖鋭性よりもソングライティングの才能にフォーカスしたレコードになりそうな予感がします。

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    今ではすっかり、「若くして成功してしまったがゆえに、奇行ばかり目立つようになったスター」の代名詞となった感のあるジャスティン・ビーバーですが、2015年は彼がシンガーとしての本業で才気を取り戻した1年と言っていいでしょう。彼がヴォーカル参加した、スクリレックスとディプロによるプロジェクト=ジャック・ユーの“ホウェア・アー・ユー・ナウ”は今年前半を代表するポップ・アンセムの1つになり、この新曲も爆発的なヒットを記録。EDMにも関連して注目されつつあるトロピカル・ハウスに目配せしたポップ・チューンで、スムースかつキャッチーなプロダクションがとても良い。作りの粗いヤングアダルト映画のようなヴィデオの演出がダサ過ぎるのは玉に瑕だけど、楽曲自体は汚名返上してもなおお釣りが来そうな、思わず舌を巻くほどに見事な1曲となっています。

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