SIGN OF THE DAY

2017年夏の〈サマーソニック〉の主役は
女性アーティスト? 今絶対に観ておきたい
最重要アクト10組を格付けランキング!
by YUYA WATANABE July 31, 2017
2017年夏の〈サマーソニック〉の主役は<br />
女性アーティスト? 今絶対に観ておきたい<br />
最重要アクト10組を格付けランキング!

2017年の今、「ロック・フェス」という言葉ほど時代遅れのものはありません。と敢えて言っておきたいと思います。2008年にジェイ・Zが〈グラストンベリー〉のヘッドライナーに抜擢された際に、ノエル・ギャラガーが「〈グラストンベリー〉のヘッドライナーをヒップホップ・アーティストが務めるのは間違っている!」と怒ったのも今は昔。今や海外のフェスでヒップホップやポップ・ミュージックの大物がヘッドライナーを務めるのは当たり前。それは、近年の海外の主要フェスの状況を見渡してみれば一目瞭然です。

やはり今年2017年のフェスで一番鮮烈だったステージと言えば、〈コーチェラ〉でのケンドリック・ラマー。カンフー・ケニー、圧倒的でした。同じく〈コーチェラ〉のヘッドライナーとして、ビヨンセの代役で急遽出演したレディ・ガガに観客が静まり返っていたのにはヒヤヒヤしましたけど、ビヨンセはもちろん、レディ・ガガが〈コーチェラ〉のヘッドライナーを張ること自体へのバックラッシュなど、今はほとんど目にしません。件の〈グラストンベリー〉だって、2016年にもなるとアデルの感動的なステージが、当然のように各所から絶賛で迎えられていたほど。時代が変わればフェスも変わるのです。

もちろん、こういった変化の前提にあるのは、2010年代はヒット・チャートを賑わすポップ・ミュージックこそが冒険的でエキサイティングだという認識。ポップがこれほどクリエイティヴな今、時代の写し鏡でもあるフェスがそれを見て見ぬふりするのはどうなのよ? っていう話です。

近年の〈サマーソニック〉は、こうした世界基準を視野に入れている、日本でほぼ唯一のフェスだと言えます。今年2017年のヘッドライナーを見てみても、それは明らか。

ご存知の通り、今年のヘッドライナーはカルヴィン・ハリスとフー・ファイターズ。カルヴィンは、脱EDMを図り、米国メインストリームの最先端にキャッチアップした傑作『ファンク・ウェーヴ・バウンシズ Vol.1』を上梓したばかり。しかも、アルバムのリリース後のライヴを大会場で観られるのはこれが世界初、というプレミア・ライヴです。

一方のフー・ファイターズは、世界指折りのポップ・プロデューサーであるグレッグ・カーステインとタッグを組み、来たる新作『コンクリート・アンド・ゴールド』で現在のポップ・シーンに対する何かしらの回答を打ち出すであろうラウド・ロック最後の砦。これは海外の主要フェスと較べても全く見劣りしない、素晴らしいヘッドライナー二組。今の世界的なトレンドをきっちりと汲み取った上で、日本のリスナーも納得させる見事な組み合わせでしょう。

ただ全体のラインナップを見渡した時、〈サイン・マガジン〉のリコメンドは、やはりカルヴィン・ハリスがヘッドライナーの東京一日目/大阪二日目。この日はカルヴィンを筆頭に、現行のポップ・シーンにおける注目アクトがバランスよく揃っています。しかもこの日は、女性ポップ・アイコン全盛の2010年代にふさわしく、今観ておきたい女性アーティストもずらり。まずは〈サマーソニック〉どちらか一日ということであれば、断然、東京一日目/大阪二日目が我々はお勧めです。

というわけで、この記事では、〈サマーソニック〉の東京一日目/大阪二日目から10組の最重要アクトを選出(大阪二日目に出演するのは8組)。ライターの渡辺裕也氏に各アクトの見どころを紹介してもらいつつ、編集部と渡辺裕也氏がそれぞれどのアクトに一番エキサイトしているかを5つ星で評価し、格付けをしてみました。よろしければご参考に。それではどうぞ。(小林祥晴)




1. Calvin Harris
なにはなくとも、まずはこの人。ポップ音楽の最先端を伝えてきた〈サマーソニック〉のヘッドライナーに、今これほどふさわしいポップ・アクトはそういないだろう。それは彼のニュー・アルバム『ファンク・ウェーヴ・バウンシズ Vol.1』を聴いてもらえれば明らかだ。

Calvin Harris / Slide feat. Frank Ocean, Migos

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カルヴィンがここで鳴らしているのは、R&Bとラップ・ミュージックが席巻する近年の北米メインストリームとも共振した、スムースで洗練されたファンク・サウンド。ブラック・ミュージックの顔役が一同に介したゲスト・ヴォーカル陣にせよ、生演奏を駆使したやわらかな音作りにせよ、もはやこれは彼がブームを牽引してきたEDMとはまったくの別モノだ。詳しくはぜひこちらの特集を読んでみてほしい。


EDMのキング? テイラー・スウィフトの
元カレ? あなたが知らないカルヴィン・
ハリス part.1 現行ポップ最前線モードの今


そして、ここでもうひとつだけ付け加えておきたいのは、今回のヘッドライナー公演がいかに貴重かということ。というのも、現時点で発表されている今夏のカルヴィンのツアー日程は、9月に開催される〈F1シンガポールGP〉でのライヴ・パフォーマンスと、ここ日本の〈サマーソニック〉だけなのだ。つまり、今回のヘッドライナー公演では『ファンク・ウェーヴ・バウンシズ Vol.1』を携えたライヴ・パフォーマンスを世界中のどこよりも早く体感できるということ。今回のサマソニでカルヴィン・ハリスのステージを見逃す手は、まずない。

渡辺:★★★★★
編集部:★★★★「今年の夏フェス必見アクト最右翼は、間違いなくカルヴィン・ハリス。ただ果たして新作からの10曲がセットの中でどのように再現されるのか、全く予想がつかない。期待と不安が半々なんですね。よって、敢えて星ひとつ削ってみました(田中)」



2. Kehlani
いまや名実ともに北米メインストリームでもっとも支持されるR&Bシンガーのひとりとなったケラーニ。全米で3位を獲得した1stアルバム『スウィートセクシーサヴェージ』は、アリーヤからの引用や、TLC『クレイジーセクシークール』を思わせるアルバム・タイトルにも顕著なように、そこかしこに90年代R&Bへのリスペクトも込められているが、同時にその音楽性は極めてオルタナティヴ。酩酊感のあるアンビエンスからはインディR&B以降の流れも感じ取れる。

Kehlani / CRZY

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過酷な家庭環境に生まれ、一時はホームレス生活を送りながらも、シンガーとして成功するために何度も這い上がってきたケラーニ。トラップ・ビートにあわせてバウンスしまくる“クレイジー”の勝ち気なリリックは、そんな彼女の強いメンタリティを物語っている。それでいてケラーニにはSNSでの誹謗中傷に病んで自殺未遂を図ってしまうような危ういところもあり、そんなフラジャイルな一面と切れ味鋭いパフォーマンスのギャップにも、心を掴まれずにいられない。

渡辺:★★★★
編集部:★★★★★「ここ数年のアブストラクトなR&Bではなく、ポスト・トラップ時代のビートと90年代のテイストを合体させた彼女の1stアルバムは、2017年前半5本指に入る傑作。よって、期待度MAX。ライヴがすべるようならごめんなさい!(田中)」



3. Charli XCX
最新ミックステープ『ナンバー1エンジェル』では、かねてから交流を深めてきたインディ・レーベル〈PCミュージック〉のエッジーなプロデューサーたちを全面的に起用するなど、その指向性は相変わらずエクスペリメンタル。同時にポップであることを一切恐れず、全米チャートでも着々と実績を残してきたチャーリーは、いまや女性ポップ・アイコンの時代を代表するシンガーでもある。来たるべき3rdアルバムからのリード・シングル“アフター・ザ・アフターパーティ”では、同じく〈PCミュージック〉周辺のエレクトロニック・プロデューサーたちとタッグを組みつつ、今をときめくアトランタのラッパー=リル・ヨッティもフィーチャー。英国アンダーグラウンド/ネット・カルチャーの最深部と米国メインストリームをつなぐキーパーソンとして、その存在感はますます際立つばかりだ。

Charli XCX / Boys

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渡辺:★★★★
編集部:★★★★★「60数人のメール作家がカメオ出演して世界中の話題をかっさらった最新曲“ボーイズ”のPVが示す通り、チャーリーXCXこそが国籍やあらゆるジャンルを横断する2017年の今を象徴する存在。ざっとカメオ陣を上げるだけでも、マック・デマルコ、ディプロ、ヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ、リバティーンズのカール・バラー、D.R.A.M、アミーネ、DNCE、カリード、タイ・ダラー・サイン、ストームジー、ジョーイ・バッダスに、ONE OK ROCKですから。英国アンダーグラウンドのサウンドを再定義することで全米でも成功しているという意味ではThe XXをも凌ぐ存在。これを観ないわけにはいかないのです。ライヴ、不安だけど。(田中)」



4. Phoenix
セールス面ではマルーン5やコールドプレイに劣るとしても、ライヴ・サーキットにおいては今も世界屈指のポップ・バンド。これは彼らが並みいる大物アクトを抑えてニューヨークの都市型フェス〈ガバナーズ・ボール〉でヘッドライナーに抜擢されたことにも明らかだ。一方、本人たちはここ数年、アメリカでのさらなる成功よりも、不安定なヨーロッパの情勢、ひいては地元フランスやイタリアのことを気にかけていたという。そこで生まれたのが、3年ぶりのニュー・アルバム『ティ・アモ』。

Phoenix / J-Boy

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イタロ・ディスコとフレンチ・ハウスにインスパイアされたという本作は、どこまでもダンサブルでロマンティック。音楽シーンの覇権をアメリカが握り続けるなか、彼らがここまではっきりとヨーロッパ的なサウンドを打ち出したことにはすこし驚いたが、それゆえに彼らの最新作は感動的だった。フェニックスはいま、みずから率先してヨーロッパの声となり、この分断と衝突だらけの世界に「ティ・アモ(イタリア語でI Love You)」と投げかけている。

渡辺:★★★★
編集部:★★★★「上流階級出身の脆弱なファッション・ヴィクティムかと思いきや、そうした穿った偏見を物ともせず、毎作、新たなアイデアを提示。遂にはスタジアム級のライヴ・バンドにさえ上り詰めた今、自らの偏見に対する戒めとして絶対に観に行きます(田中)」



5. Dua Lipa
イギリスの大手メディア〈ガーディアン〉が「パーフェクト」と絶賛したのが、ロンドン出身でコソボをルーツとするシンガー=デュア・リパの最新シングル“ニュー・ルールス”のコーラス部分。

Dua Lipa / New Rules

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「ひとつめ、電話を取らないこと/彼はただ酔っ払って寂しいだけなんだから/ふたつめ……」といった調子で、デュアは自分たちが都合のよい存在にならないための「新しいルール」を次々とリズミカルに提示しながら、そのルールをすべて守ることの困難さもストレートに明かしていく。つまりこの曲で描かれているのは、男性側の支配をなんとか乗り越えようともがく女性の姿。そう、彼女もまたアリアナ・グランデらと同様、この社会に蔓延る典型的な「女性らしさ」と戦っている、極めて現代的なアーティスト。今観ておいて損はない旬な存在なのです。

渡辺:★★
編集部:★★★★「ダサいんですよ。どこかダサいんです。ただ一億総アーティスト・ウェルメイド化にあって、プロダクション、ヴィジュアル、全てにそこはかとなく漂ういなたさ、もしくは、訛りというのは紛れもないチャーム。いや、本当にいいんですよ、デュア・リパ。彼女の存在も、ある意味、今のロンドンがまた活気を取り戻しありつつ証明でもあるんです(田中)」



6. HYUKOH
この日は全体的にポップ・アクト寄りだと冒頭で述べたが、もちろん例外的なアクトもいくつかある。というか、むしろこの二日間でもっとも注目すべきロック・バンドといえば、それはもう絶対に韓国のヒョゴ。これほどスケールが大きくてガツンとくるバンドはいま、欧米を見渡してもなかなかいないはずだ。

HYUKOH / Wanli

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〈サマーソニック〉にはこれで2年連続の登場。しかし、まだ過去作の日本盤も出ていなかった1年前と、初のフルアルバム『23』がリリースされたあとの今回では、当然ながら状況がまったく違う。ビートルズ以降のロック史につらなるイディオムを用いながらも、ジャズやボサノヴァなどの要素もさりげなく導入。そこに現代の若者が抱えるフィーリングを組み込んだ『23』は、紛れもなく2017年最高のロック・アルバムだ。「ロックなんかもう終わってるじゃん」と思っている人にこそ、今のヒョゴを見てほしい。

渡辺:★★★★★
編集部:★★★★「敢えてロックというジャンルに限定するなら、もはや『23』以降のヒョゴは世界で10本指に入るロック・バンド。減点1に関しては、マリーン・ステージで観たかった、という主催者への抗議の減点です(田中)」



7. Blood Orange
スムースなR&Bを介してインディとメインストリームをつないできたブラッド・オレンジことデヴ・ハインズこそ、間違いなくここ数年の北米シーンにおける最大の功労者。古くはソランジュの音楽的な方向性を決定付けたEP『トゥルー』をプロデュース。最近ではカーリー・レイ・ジェプセンやハイムの新作にも一部参加するなど、あいかわらずソングライター/プロデューサーとして引く手数多のようだが、当のデヴ本人は盟友のスターチャイルドことブリンドン・クックと新ユニット=ヴェールヒムを結成し、ここにきて新たな動きを展開させつつある。昨年の『フリータウン・サウンド』は自身のルーツを題材とした非常にコンシャスな作品だったが、彼はその先にどんな音楽を鳴らそうとしているのか。これまでも時代の変化とともに音楽性をドラスティックに変えてきた人なだけに、やはりデヴ・ハインズの動向は常に目が離せない。

Blood Orange / Augustine

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渡辺:★★★★
編集部:★★★★「テスト・アイシクルズ時代からデヴ・ハインズが良くなかったことなど一度もない。でも、去年来ちゃったしな、俺観ちゃったしな。といったスノッブ発言は厳禁です。8月に新作出ますから。新曲初披露、期待しましょう(田中)」



8. Tuxedo
『ランダム・アクセス・メモリーズ』以降のディスコ・リヴァイヴァルとも共振する形で、2015年にブレイク。しかし、メイヤー・ホーソーンとジェイク・ワンがこのユニットで打ち出したサウンドは、けっして一過性のものではなかった。つまり、このヒップホップを通過したスマートなディスコ/ブギーは、いま聴くとポストEDMを探っていたシーンに対するひとつの回答でもあったのではないかと。実際、彼らがここまでに発表した2作は『ファンク・ウェーヴ・バウンシズ Vol.1』以降の気分にも十分にフィットするはずだ。

Tuxedo / 2nd Time Around

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ちなみにソロとしての出演も合わせると、メイヤー・ホーソーンはこれで3年連続のサマソニ出演。オーセンティックなソウル・ミュージックの継承者としてグラミーにノミネートされたあとも、彼はその成功に甘んじることなく、見事にタキシードで新境地を開拓。ふたつのアウトプットを併せ持った彼は、今またシーンの最先端にチューニングを合わせようとしている。

渡辺:★★★
編集部:★★★★「タキシードが良くなかったことなど一度もない。と、思わずコピペしてしまいましたが、レコードもいいが、間違いなくライヴもいい。彼らはそんな今数少ない安心印のバンドなのです(田中)」



9. Zara Larsson
これはデンマークのムーの二匹目のドジョウ狙い? とか言うのはさすがに失礼だろうか。しかし、たとえばエコー&ザ・バニーメンに対するU2然り、元のアイデアを引用してポップに消化した「二番煎じ」がオリジナルよりも売れるというのは、ポップ・ミュージックの歴史が物語っているとおり。となると、スウェーデンから次世代フィメール・ポップ・スターの一角を狙うザラ・ラーソンが、一気にそのお株をかっさらう可能性だって十分にあるはず。

Zara Larsson / So Good ft. Ty Dolla $ign

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上記のタイ・ダラー・サインをフィーチャーした“ソー・グッド”は、ビルボードのトップ40にもチャートイン。ムーがメジャー・レイザーにフィーチャーされた2曲で一躍注目された一方、本人名義ではいまだヨーロッパ圏内でのヒットにとどまっているのと比べても、ザラ・ラーソンはすでに上々のチャート・アクションを見せている。結果が見えてくるのはまだまだこれからだが、注目しておいて損はない。

渡辺:★
編集部:★★★「ザラ・ラーソン、馬鹿にすんなよ! イギリスじゃ、J・ハスやDJキャレドやフレンチ・モンタナと同じレーベルなんだよ! 英国特有のサウンドも世界的にクロスオーヴァーし始めた2017年の代表なんだよ!(田中)」



10. Communions
クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジがマーク・ロンソンをプロデューサーに迎え、現行のポップ・ミュージックと向き合ってみせたように、あるいはハイムやナショナルの新作がプロダクション重視の方向へと大きくシフトしたように、ロック・バンドは今、コールドプレイやマルーン5とは違った形で如何にポップ全盛の時代に向き合うかに意識的にならざるを得ない。良くも悪くも。そんな2017年において、コミュニオンズというバンドの存在はほとんど奇跡だ。幼馴染の4人がガレージに集まって、ただ思うがまま音を鳴らしただけのような、どこまでも乱暴で粗削りなサウンド。しかもそれは、オアシスやストーン・ローゼズへの屈託のない愛情に溢れている。これは時代錯誤なのか、むしろ新しいのか。正直まだわからない。ただ、彼らのサウンドには空に舞い上がるような高揚感とロマンティックなフィーリングが溢れ、どこまでも眩しい輝きを放っている。英米の新人バンドの大半が失っている、いわゆるバンド・マジックと呼ばれるものを彼らが手にしているのは間違いない。東京一日目/大阪二日目でもっとも観ておくべき若手バンドは、何を差し置いても、まずはこのデンマークの4人組だ。(小林)

Communions / It's Like Air

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渡辺:★★★
編集部:★★★★「絶対に下手。間違いなく下手。しかし、ウェル・プロデュースされたロック・バンドなんて観たくもないんだよ! という2017年的ごく当たり前のことを感じている皆さんのハートを直撃するバンドがコミュニオンズ。よって、観ずには死ねないのです(田中)」


ということで、〈サマーソニック〉の東京一日目/大阪二日目は見どころ満載です。そりゃもちろん、ケンドリック・ラマーは無理でもヴィンス・ステイプルズとかプレイボーイ・カルティとか旬なラッパーも呼んでほしいとか、アイドルとJ-POP多いな! とかいろいろありますけど、オーディエンスが主体的に押さえるべきアクトを押さえれば、2017年のポップ・シーンの今をしっかりと体感することが出来ます。では、目前に迫った真夏のお祭り、皆さん存分に楽しんで下さい。(小林)




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