「ロバート・グラスパー以降」に対する凍てついたベッドルームからの解答なのか? トラッド/ブルーズ/ソウル・ルネッサンスなのか? 果たして『サイン・マガジン』編集部は「Jazz The New Chapter ~ロバート・グラスパーから広がる現代ジャズの地平」を読んでいるのか? と、ごく一部の人にしか伝わらない小ネタも挟みつつ。ともあれ、6月24日付のオフィス・チャートでも1位、現在様々な場所で静かなバズを起こしつつあるニック・ハキムが、遂にデビューEP『Where Will We Go Pt. 1』をリリース! 全曲試聴が始まっています。
このEPは、すでにネット上で公開済みだった“コールド”と“プア・アナザー”を含む、全5曲入り(一曲目の“イントロ”は本当にイントロなので、実質的には4曲)。やはり“コールド”の完成度が飛び抜けていますが、ブレインフィーダー・ミーツ・ジェフ・バックリィと言ってもいい、甘美で神々しいモダン・ソウルの数々は絶品です。ほんと、〈ブレインフィーダー〉辺りが契約すれば面白いことになりそうなんですけど。誰か親切な人がフライング・ロータスに教えてやってくれないでしょうか。お願いしますよ。
『Where Will We Go Pt. 1』は〈イヤーシード・レコーズ〉から発売中。日本のアマゾンやiTunesでも手に入るので、記事タイトル下のリンクや以下のウィジェットからどうぞ!
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